はじめに
「実家がゴミ屋敷になってしまった。」
「何度言っても親が片付けてくれない。」
「業者を呼ぼうと言っても、絶対に嫌だと言われてしまう。」
このようなご相談を、ご家族から数多くいただいています。
実は、高齢の親が片付けを拒否することは決して珍しいことではありません。私たちは10年以上にわたり、高齢者のゴミ屋敷や汚部屋の片付けに携わり、行政や地域包括支援センター、ケアマネジャーの方々と連携しながら、多くのご相談をお受けしてきました。
中には、「もう説得は無理です」と涙ながらにお話しされるご家族もいらっしゃいます。しかし、ご本人の気持ちに寄り添いながら順番を間違えなければ、状況が大きく改善することも少なくありません。
この記事では、高齢の親が片付けを拒否する理由や、説得する際に大切なこと、どうしても説得が難しい場合の最終手段について、実際の経験をもとにお話しいたします。
実家がゴミ屋敷になると親子喧嘩になってしまうことがあります
実家がゴミ屋敷になってしまうと、多くのご家庭で親子関係に亀裂が入ってしまいます。
「何で捨てられないの?」
「こんな部屋では危ないよ。」
「いい加減にしてよ!」
ご家族としては当然の気持ちです。しかし、ご本人からすると、
「勝手に物を捨てるな。」
「余計なお世話だ。」
「私は困っていない。」
という気持ちを抱えていることが少なくありません。
そして、親子だからこそ感情的になってしまい、話し合いが喧嘩になってしまうのです。
実は、私たちがご相談を受ける頃には、「もう何年も話をしていない」「片付けの話になると電話を切られてしまう」というケースも珍しくありません。
片付けの問題は、単に「部屋が汚れている」という問題ではなく、親子関係や高齢者の心理的な問題が深く関係しています。
なぜ高齢の親は片付けを拒否してしまうのでしょうか?
物を捨てることが恐怖になっている
高齢になると、「いつか使うかもしれない」という気持ちが強くなることがあります。
・もったいない
・思い出がある
・また必要になるかもしれない
・二度と手に入らないかもしれない
私たちにとってはゴミに見える物でも、ご本人にとっては大切な財産である場合があります。
子供に迷惑をかけたくないという親心
意外かもしれませんが、
「子供に迷惑をかけたくない。」
という気持ちから片付けを拒否している方も少なくありません。
「迷惑をかけている」と言われることが辛く、「まだ大丈夫だ」と自分に言い聞かせている場合もあります。
身体機能の低下によって片付けられなくなっている
若い頃は当たり前にできていたことでも、
・掃除機をかける
・ゴミを運ぶ
・重い物を持つ
・ゴミ出しをする
といったことが、高齢になると非常に大変になります。
「片付けない」のではなく、「片付けられない」という場合も少なくありません。
認知機能の低下が影響している場合もあります
認知機能の低下によって、
ゴミの日が分からなくなる
同じ物を何度も購入する
片付けの順番が分からなくなる
などの症状が現れることがあります。
このような場合は、ご本人を責めても解決することはありません。医療や福祉との連携が必要になる場合もあります。
親が片付けてくれない場合にまず行うべき4つのこと
①怒ったり責めたりしない
一番やってはいけないことは、
「何で片付けないの!」
と責めてしまうことです。
片付けの話になると怒ってしまう方は少なくありません。まずは、ご本人の話を聞くことが大切です。
②一度に全て片付けようとしない
「今日全部捨てよう。」
これはほとんどの場合、失敗します。
まずは、
・玄関だけ
・廊下だけ
・トイレだけ
というように、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。
③地域包括支援センターへ相談する
高齢者の問題は、ご家族だけで抱える必要はありません。
地域包括支援センターでは、
高齢者の生活相談
福祉サービスの紹介
ケアマネジャーとの連携
などの相談をすることができます。
④ケアマネジャーへ相談する
介護サービスをご利用されている場合は、まずケアマネジャーへ相談してみましょう。
第三者が間に入ることで、ご本人の気持ちが変化することも少なくありません。
実家がゴミ屋敷になった場合に絶対に避けたいこと
勝手に物を捨ててしまう
「留守の間に捨ててしまおう。」
これは絶対におすすめできません。
親子関係が悪化し、二度と部屋へ入れてもらえなくなってしまう場合があります。
強引に業者を呼んでしまう
ご本人が納得していない状態で片付けを始めることは、大きなトラブルになる可能性があります。
・親を追い詰めてしまう
・恥ずかしい
・情けない
・子供に怒られる
このような気持ちを抱えている方も少なくありません。
片付け以上に、ご本人の尊厳を守ることが大切です。
どうしても説得できない場合の最終手段とは?
ここまでご紹介した方法を試しても、どうしても説得が難しい場合があります。
そのような場合に、私たちがこれまで30件以上成功してきた方法があります。
しかし、これは最初からおすすめする方法ではありません。
・ご家族で話し合う
・地域包括支援センターへ相談する
・ケアマネジャーへ相談する
・ご本人の気持ちに寄り添う
これらを行ってもなお、火災や転倒などの危険性が高く、一刻も早く片付けが必要である場合の「最終手段」としてお考えください。
実際にボランティア作戦が奏功した事例はいくつもあります
私たちは、ご本人へ、
「ボランティアの方がお掃除を手伝ってくださいます。」
とお伝えして、ご納得いただけたケースが何件もあります。
もちろん、ご本人を騙すことが目的ではありません。
目的は、「命と生活を守ること」です。
高齢者のゴミ屋敷では、
・火災
・転倒事故
※家の中で転ぶことを甘く見てはいけません!これで独居の生活が出来なくなる高齢者は多いです。
・脱水症状
・害虫の発生
・ご近所トラブル
など、多数の問題が起きてしまうことがあります。
本来であれば、ご本人にご納得いただくことが一番です。しかし、それが難しく、危険が差し迫っている場合の最終手段として、この方法を用いてきました。
ゴミ屋敷の中で倒れてしまった高齢者の現場も少なくありません
私たちはこれまで、多くのゴミ屋敷の現場を見てきました。
・室内で転倒してしまった方
・孤独死されていた方
・火災寸前だったお部屋
・真夏にエアコンが使えなくなっていたお部屋
決して他人事ではありません。
高齢になると、①少しの段差、②ペットボトル1本、③ゴミ袋1つ、でも転倒してしまう危険があります。
「まだ大丈夫。」
と思っているうちに、大きな事故につながってしまうこともあります。
きっかけ
このボランティア作戦は今から2019年ころに思いついた作戦です。
そこからイメージではありますが、数か月に1度くらいのペースでガンコご両親案件がある度に息子さん娘さんなどのご協力のもと「ボランティアさんにお願いしましょう」と説得しながら話をすすめてきました。
もちろん全てが成功するわけではありませんし説得できなかった事例も何件もありますが、「絶対にダメ」から「考えてみる」に態度が軟化したりと一定の進展は見られたりしました。
因みに以下で紹介するYouTube動画はゴミ屋敷片付けに伴うトイレ清掃の動画になります。
実はボランティア作戦はここから始まりました。
ガンコなお父様を説得するために、この家の娘様から「ボランティア」として作業して欲しいと依頼されたのがきっかけになります。
FAQ
Q.親が絶対に片付けてくれません。どうしたら良いですか?
まずは怒ったり責めたりせず、ご本人のお気持ちを聞くことが大切です。必要に応じて地域包括支援センターやケアマネジャーへ相談しましょう。
Q.勝手に片付けても大丈夫ですか?
おすすめできません。親子関係が悪化し、今後の支援が難しくなる場合があります。
Q.認知症の親でも片付けは可能ですか?
可能です。状況によっては医療や福祉との連携が必要になる場合があります。
Q.遠方からでも相談できますか?
もちろん可能です。ご家族様からのご相談も数多くお受けしています。
Q.行政や地域包括支援センターからの相談も可能ですか?
はい。行政関係者様やケアマネジャーの方からのご相談にも対応しております。
ご家族だけで悩まず私たちへご相談ください
高齢の親が片付けを拒否してしまうことは決して珍しいことではありません。
大切なのは、「片付けさせること」ではなく、「安全に生活できる環境を取り戻すこと」です。
そして、そのためにはご本人の尊厳を守ることが何よりも大切だと私たちは考えています。
実家がゴミ屋敷になってしまった場合、ご家族だけで抱え込む必要はありません。
私たちは10年以上にわたり、高齢者のゴミ屋敷や汚部屋の片付けに携わり、多くのご家族のお悩みに寄り添ってきました。
「もう説得は無理かもしれない。」
「どこへ相談したら良いか分からない。」
「親子だけでは解決できない。」
そのような場合は、まずはお気軽にご相談ください。
ご本人、ご家族、行政関係者様、ケアマネジャーの方からのご相談にも対応しております。一緒に、安全で安心して暮らせる環境を取り戻していきましょう。
文 (株)日本整理 高橋啓介
📞ご相談・見積もりは無料です
日本整理では、ゴミ屋敷片付け・水漏れ・特殊清掃・緊急対応に年中無休で対応しております。
✅お悩みの方は、まずはご相談ください
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ゴミ屋敷にしてしまって誰にも言えない
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水漏れや悪臭で住める状態じゃない
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家賃を2重に払い続けている
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明日までにどうにかしないといけない
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