まずは単なる相談からで問題ありません。
私たち日本整理はお客様の「困った・・・!」を解決する会社ですので、相談なくして前進ありません。
「こんなこと聞いてはいけないよな・・・」なんてことありません。
お客様の「困った」の相談に親身になってのらせて頂きます。
お客様よりお見積りをお願いされましたら、お客様宅・もしくは片付けの現場にお伺いさせて頂きます。
物量や買取可能なものがあるかを把握し、お見積りを提示させて頂きます。
お見積りは全て無料にて対応しておりますので、お客様側に費用が発生することはありません。
お客様とどのようなものを処分せずに取っておくか、いつまでに作業を終了させるか、お見積り金額の最終確認等をしたのち、作業開始させて頂きます。
作業終了後、お客様に作業終了後の現場を確認して頂き、お支払となります。
お支払方法は以下でお願いさせて頂いております。
1.現金支払い 現場でお支払
2.お振込み
3.分割払い 最大で3回程の分割
※現場によっては前金をお願いさせて頂く場合もあります。
当社のホームページやブログを定期的にチェックされている方ならご存じかと思いますが、当社のお仕事の多くは福祉関係の事務所さんや施設さんから頂いているものとなります。
そして高齢者の方々は体の動きが鈍くなったりして中にはおトイレを満足に済ますことも出来なくなるような方もいらっしゃったりします。
そして、酷くなるとトイレが間に合わず床にウンチやオシッコが垂れ流されるようになり、トイレも通常では考えられないくらいにまで汚れに汚れることも珍しくありません。
当社はそういった世間一般的に言う「問題ある」お宅のお片付けや清掃などを数多くこなしてきました。
今回はそういったケースのお話をしていこうかと思います。
今回はご依頼者様からのご厚意で現場で撮影した写真や動画をウェッブ上で公開し利用してもよいとの許可を頂きましたので、動画や写真を掲載しながらお話しようと考えております。
しかしながら、いわゆる「汚い」写真や動画が多いので閲覧注意であることを予めご了解の上でご視聴して頂ければと考えております。
それではどうぞ!
電話口で若い男性が「父がなくなってしまい、神奈川県から来たものの家の中の惨状がひどすぎてお願いしたいのですが・・・・」と、途方に暮れたような声で開口一番伝えてきたのはこの言葉でした。
聞いてみると、家の中はゴミ屋敷状態となっているが、ともかく酷いのはトイレとのこと。
もはや、言葉でどう表現してよいか分からないほどで困り果てているとのことでした。
一つ一つ丁寧に確認していくと、汲み取り式トイレ(いわゆるボットン便所)とトイレの周囲が完全に汚物で汚染されてしまっているとのことでした。
曰く、汚物(ウンチ)がトイレ全体を覆っており、もはや汚すぎてどうすることも出来ない状態なのだそうだ。
当社は洋式のトイレではたっぷり縁のあたりまで溜まった便を取り除き、ぴかぴかに磨きあげたりする経験はあるのですが、正直和式トイレでは初めての経験でした。
とにもかくにも、トイレの状態を確認しないことには話も前にすすまない。
お客様とはお見積りの日時を決め、現場を確認することにした。
現場に到着するとすでにお客様が待ってくださっていました。
「酷い状況で申し訳ありません、靴のままおあがりください。」
「大丈夫ですよ。慣れておりますので気にしないでください。」と、いつもの予定通りともいえるやり取りを行い家の中に入る。
家の中は確かにゴミ屋敷と言える状況ではあるものの、当社からしたら下の中のレベル。
はっきり言って全く大したことない。 また悪臭はするが強くはない。
ところがトイレ付近で状況が一変した。
トイレ2メートルくらい前から床に大便が張り付き、その先に見えるトイレはティッシュや大便が降り積もっており一般の方であれば見る事も出来ないような状況でした。
お久しぶりです。
久しぶりのブログになってしまいましたが、今回は自殺現場のお話をしてみようと思います。
みなさん、自殺現場って入ったことありますか?
たぶんないですよね。
自死された方のお身内でさえ見たことない人多いのではないでしょうか?
なぜならは警察はご遺族が部屋に入るのをとめるからです。
そう、現場が悲惨過ぎてご家族が見たら精神的に強いショックを受けてしまう可能性もあるのです。
当社が入った自殺現場で壮絶でなかった現場は一つたりともありませんでした。
例外なく自死された方は手首をカットしたあと、薬物をオーバードーズしたあと、苦しみに苦しみぬき、そして亡くなられます。
よく「早く死にて~!」とか、「自殺したい!」など冗談でも言っている方もおりますが、仮に現場の壮絶さをみたら、二度とそのようなことは言わなくなるのではないかと思います。
それでは、今回も事実にちょっといつもより多めのフェイクを加えながら9割がたは真実に基づく話をしていきたいと思います。
それではどうぞ。
東京の郊外にある現場のアパートに到着すると依頼者であるご遺族がすでに私たちを待っていた。
皆、重苦しい表情をしており事務的な挨拶や手続きの話以外はほとんど口を開くことも無ない。
孤独死や事故、自殺などで突然身内が亡くなられた場合は常にこの重苦しい空気が場を支配する。
「家の中、血まみれですよ・・・、血の海なのでびっくりしますよ・・・。必ず。」亡くなられた方の父親と思われる方が口を開いた。
事前の電話やメールでのやり取りで、亡くなられたのは若い女性で、死因はリストカットということは聞いていた。
「大丈夫です。何度も経験しておりますので。」
ウソではない。
実際当社は何度も家の中に血液がまかれたような家の片付けを行ってきた。
ほとんどは大動脈瘤破裂のようで吐血された現場だった。
ただし、事前に聞いていたがリストカットによる自殺の現場は初めてだった。
大動脈瘤破裂による吐血はせいぜい血だまりといっても座布団5~6枚分くらいなものだ。
自殺によるものがどれ程のものかは想像がつかなかった。
父親の数歩あとを歩きながら玄関までたどり着く。
玄関先では特に変わった臭いはしなかった。
扉の前でご遺族は「それではお願い致します。私たちは近くの喫茶店で待っていますので。」と、現場から立ちさっていった。
入室前に手を合わせた。
これ一つである程度心が落ち着く。
ドアノブを回し、家の中に入る。
一気に強烈な血液の臭いがして一瞬息が詰まる。
そこで目にしたものは台所から奥の部屋へ床や壁に一面に広がる血の海の地獄だった。
今まで何度も血でまみれた現場を見たことはあるが、余りにも悲惨な光景に今までの経験がなかったかのごとく現場で戦慄を覚えた。
人間とはこんなにも血液が体の中にあるのかという位、床が見える場所は全てと言ってよいほど、完全に血でまみれていた。
床以外もベッドも机もあらゆるものが血でまみれている。
そして現場に入ってすぐに分かる情報がいくつかある。
一つ目は 死後2日以内であること、
二つ目は 亡くなられてから最低でも半日以上してから救急が来たこと、
三つ目は 非常に苦しみぬいた上で息絶えたということ。
なぜ分かるのかというと、いわゆる血液の臭いだけで孤独死の臭いがしなかったからだ。
当時は暑い日が続いていたので3日もすれば孤独死の独特の臭いがし始めるが、それがなかった。
そして、床は一面血の海であったが、第三者の足跡がなかった。
血はすぐに固まり始めるが、大量の血は数時間してもゼリー状になっており、半日以上は経過しないとちゃんと固まらないという。※お医者さんに確認してます。
血液が固まり、家の中に救急隊が靴のまま入っても足跡が残らない時間帯・・・つまり亡くなられてから救急隊などが現場に入ったと考えるのが妥当だ。
また、家の中の床という床に大量の血があるのだが、それは床の上に倒れ苦しみに苦しみもがきにもがいた跡に間違いがなかった。
もがいた形跡が家の全てにあり、一か所に他とは完全に異なる血だまりがある。
そこで息絶えたのでしょう・・・。
暖かくなると草木も伸び、虫も増え、街に繰りだす人も増え、そして動物の死骸の回収依頼も増えてきます。
当社は昔から猫をはじめとする小動物の死骸の回収業務を行ってきました。
しかし、実はありそうでなかったカラスの死骸のお片付けは今回がはじめてでした。
カラスなんてそこいらにたくさんいるし普通にありそうな話なんですけれど・・・・。
では、いつもの通りちょっとフェイクをまじえつつ今回はカラスの死骸のお片付けのお話をしてみようと思います。
ちなみに猫や犬やら鳥の小動物の死骸のお片付けの依頼はこちらからお願い致しますね!
スーパーの店員さんという女性からの連絡でした。
死んだカラスがスーパーの入口の屋根にひっかかった状態で死んでいるので至急処分して欲しいとの事でした。
聞くところによると、買い物に来たお客様が最初に気が付いて店員さんへ伝えたとの事。
高いところに引っかかっているし、スーパーの店員さんは店長さんも含めて全員が女性で高いところは登れないし、気持ち悪くてとてもカラスの死骸などさわれないとの事でした。
鳥の死骸回収といえば、いままではハトでした。
定番のハト死骸案件は「鳩ネットにひっかかって死んだハトを何とかしてほしい!」というものでした。
これらの依頼は団地や一軒家にお住いのご家族さんからや、ビルを管理している不動産管理会社さんからの依頼が多かったです。
他にもスズメやツバメといった本当に小さなものでもやはり苦手な人は苦手で見る事すら出来ないとおっしゃる方も多いです。
知合いの便利屋さんなどは夏になるとゴキブリ一匹の為に何度も呼ばれると言っていました。
誰もが同じですが、苦手なものは苦手なのです。
しかし、なぜ今までカラスの死骸回収依頼はなかったのでしょう・・・・?
カラスなんてハトより大きいので死臭も強いと思うし、見た目もハトより悪いし・・・・。
不思議です。
作業前、当社の設立当初よりお世話になっている司法書士さんより家財処分のお仕事を頂きました。
「こちら軽いゴミ屋敷状態になっておりまして、こちらに住んでいた女性が宝飾品好きだったみたいなんです。ほとんどのものは貸金庫に入れてあるのですが、何か出てきたらとっておいてください。」
事のはじまりはこんな軽い言葉から始まりました。
ところがフタを開けてみると、ゴミをどかしても「真珠」、ものをどかしても「真珠」、布団の中からも「真珠」、引き出しをあけても「真珠」が出てくるわ出てくるわ・・・・。
当初の「貴重品はほぼ無い」とのお話は一体なんだったのか・・・とも思えるほど大量に出てきました。
今回はこの件に関してお話してみようと思います。
またいつもの通り若干のフェイクを加えながらのお話となります。
また、詳しい背景はかなり省かせて書かせて頂きますのでご了承くださいませ。
また、後で詳しく述べますが、司法書士さんより現金化の依頼を受けておりますので、「我こそは!」と思われる買取業者さまを募集しておりますのでよろしくお願い致します。
それではどうぞ!
部屋にはいると確かに軽いゴミ屋敷。
物量的にはそれほど問題でもない。
若干ネズミもいたようでところどころにネズミのフンも見受けられる。
台所は生ゴミだらけで、布団はぐしゃぐしゃ。
汚れた本棚にふと目をやると薄汚れたケースのようなものがいくつも見える。
手に取ってみるとすべてネックレスや指輪を入れるためのケースだった。
よく見ると食器棚の中にもある。
片付け始めてわかったのですが、事前に確保されていたのは貴重品の一部だったのです。
それからは本棚の本の後ろから、布団をどかせば布団のなかから、タンスを開ければタンスの中からたくさんの宝石箱が出てきました。
空箱も多かったものの片付け始めて2時間もしないで段ボール2箱ほどにもなってしまいました。
さすがに多すぎて、私のところで保管するにはちょっと不安になるレベルでしたので司法書士さんに電話☎をするとびっくりして、すぐに現場にかけつけて来てくださいました。
「まだこんなにあったのですね!びっくりしながら宝石箱の中を確認する司法書士さん。」
「箱があってもじゃまになってしまうので・・・」と申し訳なさそうに中身だけを持っていかれた。
袋につめた状態でも結構なボリュームがある。
司法書士さんが帰られてからも結局、真珠をはじめとする宝石などは出続け、結果として合計5箱となりました。
そして、本日現場引き渡しの確認で司法書士さんに出てきた残りの3箱をお渡しいたしました。
昔から年に1度くらいこんな話が出てきたりします。
外国のゴミ屋敷ってまだ誰も見たことはないのですが、誰かが知ったような口ぶりで話だしたりして、見てもない外国の話に花を咲かせたりする場面に出くわしたりすることがあります。
良し悪しはともかく部分的に海外のものを過大評価したり、部分的に過小評価したりする雰囲気ってのはまだ普通にあるので、そんな時は「そーなんですか」と当りさわりのない曖昧な返事をすることに決めています。
もちろん画像検索やYouTubeなどでそれらしきものは見ることは出来るのです。
しかし、どこの誰もが(私も含めて)ちょっとはショッキングなメディアをだして人の目をひこうとするものなので、一部の画像をもって全体を評価するのもどうかなって思ったりします。
さて今回の話は私としては初めてとなる外国人のゴミ屋敷のお片付けの話となります。
実際には現場は受注できず、当社が片付けたわけではありません。
しかし、ショッキングな現場と記憶に残る人間関係のお陰で、見積りだけだったにも関わらず強く印象にのこる現場となりました。
サンプル数が「1」ではあるのですが、もしかしたら外国のゴミ屋敷はこんな感じなのか!という認識を植え付けるには十分なくらいの汚れ具合ではありました。
いつもの通り設定はいくつも変えてあり、フェイクを加えての話となります。
それではどうぞ!
群馬県には太田市と大泉町というブラジル人が多く住む地域があります。
多くが中南米から出稼ぎにきた労働者や昔ブラジルに渡った日系人の帰国者であったりします。
街中を車で走らせるとブラジル人向けの教会や食材店、ブラジル料理店などを見かけることができたりと、国際的な雰囲気を若干感じることが出来る地域となります。
そこの地域で今回の依頼人とあうことになりました。
場所は館林市のとある平屋一戸建ての住宅。
市役所からの依頼でそこにある家財を全て撤去、作業後に身内の女性が立会い室内の最終チェックをしていただくことになっていました。
作業終了の少し前にその女性は現場に到着しました。
長髪の黒髪で身なりは非常にきっちりしたキャリアウーマン風。
端的に言って美人でした。
この女性が今回の外国人ゴミ屋敷片付けの依頼人となる人でした。
女性に部屋を案内し、全ての家財が撤去したことを見せる。
問題なくOKを頂き普通ならその場で別れ、当社の作業は全て終了するはずでした。
わたしが作業用資材をトラックに詰め込み帰る準備を始めると女性から声をかけられました。
「一般の方の家も片付けてくれたりするのでしょうか?」
「もちろんですよ!喜んで!」と私。
「そこ私の外国人の友だちの家でここの近くなのです。社員寮の中なのですがちょっと汚れているんです。」女性が続けた。
おずおずとしている女性に当社がゴミ屋敷などいくらでもやっているので問題ない旨伝えるとちょっと安心した顔になった。
その場で住所とお見積りに伺う日時を調整し、女性と別れた。
社員寮と聞いていた現場に到着すると、そこは廃業したカラオケボックスの跡地でした。
現在そこを改造して外国人用の社員寮にしているようでした。
ちょとおっかなびっくりしながら近くに行き、誰かいないか声をかけると中から幾人かの中南米出身と思われる男性が出てきてびっくり。
日本語を話せる人がいないかを日本語で尋ねると中から白人の小太りの中年男性が出てきて流暢な日本語で受け答えをしてくれた。
「中の片付けの件ね。社長が困っているから早くやるように言われている。今彼くるからちょっと待っていて」と伝えられた。
聞くと中南米出身者専用の寮とのことでした。
道理で中から出てくる人が全員外国人ということに納得がいった。
待つこと数分、一台の軽自動車が寮の駐車場に入ってきた。
先日会った女性が運転し、助手席にはTシャツ姿の肌の浅黒い男性が座っている。
すぐに女性は出てきて挨拶してくれた。
「先日はありがとうございました。彼がわたしの友達で、彼の部屋の片付けの見積りを取って欲しいのです。」
遅れて車から出てきた男性は背が高く、ラフないで立ち。
エキゾチックな顔立ちをした、まぁイケメンとでも言うのでしょうか・・・?
私たちの目の前に無表情で現れたかと思うと突然取り出したタバコに火をつけた。
「ちょっとあなた何タバコ吸ってるの! No! No! ダメって!」と男の手を取りタバコを取り上げようと女性はするが男性に振り払われる。
ちょっと見で、「友達同士」の関係ではないことは分かった。
当社には見積りを依頼するご本人が死んでから身内に迷惑をかけないよう事前に見積りを取って欲しいという依頼が年に1~2回はあったりします。
中には孤独死して腐敗したご自身を想像されて涙声でどうしたらよいか尋ねてこられるケースもありました。
年に1~2回の問合せですから、数年間での総数でいっても問合せの回数はたかが知れています。
たかが知れている回数なので、お見積りに伺ったり、涙声の高齢者には親切に受け答えしてきたつもりです。
当社への問合せは数件でも、同様の悩みを抱えている高齢者は結構多いのでしょうね・・・とぼんやりと考えておりました。
問合せをくださったのは、とある埼玉県内のUR管理事務所(以下、UR)の責任者をされている女性からでした。
内容は「団地内に独居の高齢者が多くおり、身寄りのない方も多い。彼等・彼女等はご自身が亡くなった後の事を心配されている。どうしたらよいか分からないので可能であれば打合せをさせて欲しい」とのことでした。
そこの団地は当社が何度も遺品整理などの家財処分でお邪魔させて頂いているところ。
すぐに日程に調整をつけ、お伺いすることにした。
今までさんざん関東圏内の団地に行き、URで駐車スペースの件でお邪魔させて頂いたりしてきましたが、会議室に案内されるのは今回が初めてでした。
まずはじめに私が当社の会社がどのような活動をしているかを5分程度で案内し、本題に移った。
先にも触れましたが、団地には独居の高齢者が多くなってきており、ある種の相談が高齢者から飛躍的に増えてきているとの事でした。
最近特に孤独死や孤立死、遺品整理の話題がテレビや新聞などのメディアを賑わせるようになっており、当事者である高齢者の関心も高くなったのでしょう。
不安に思われる方の為に見回りや相談などにのっているが、団地内は広くて見回りに限界はあるし、人員も少なく相談にのるのも時間の余裕がないとのことでした。
また、亡くなった後の資産をどうすれば良いのかが分からず、少額であろうとせっかく築いた財産の行方を心配されていたりと
その為、当社が高齢者見守りのノウハウを持っていないか、もしくは何か一緒に考えて頂けないかということでした。
ここ数年来廃棄物の料金があがり続けており、また一部の当社の価格表示に孤独死現場や酷いゴミ屋敷、犬猫屋敷の目安料金が含まれていなかったりと分かりずらい部分があるとの指摘もありました。
つきましては少しでも分かりやすい標記にするのと同時に、2㌧トラック1台あたりの目安となる料金を改定致しました。
宜しければ以下ご覧くださいませ。
また、ご理解いただけますよう宜しくお願い申し上げます。
今後もご指摘があれば分かりやすい標記にしていくように努力してまいりますのでよろしくお願い致します。
※ホームページ上の標記も順次変更していきます。
当社は不動産会社さんからはちょくちょくお仕事を頂いておりますが、大家さんから直接お仕事を頂くことはあまりありません。
理由は簡単。
部屋を借りている本人やご親族が基本当社へ連絡してくださるからです。
そんな当社も大家さんとの接点がないわけではありません。
お見積りに伺うときや、片付けが終了し作業後の室内確認をしていただくときなど様子を見に大家さんが現れたりすることがあります。
殆どの場合、なごやかに時間は過ぎていき現場確認が終了となったりします。
大家さんともついつい世間話から始まって、長話してしまうこともあるのですが、よく耳にする苦労話です。
多くの場合敷金程度では原状回復は難しいとの話を聞きます。
数十万円かけてリフォームにクリーニングを入れても、入居者がなかなか入らず、家賃もそんなに取れない。
ようやっと入居者が決まってもリフォーム・クリーニング代を回収したと思うと、入居者が出て行ってしまいまたリフォームにクリーニングを入れる繰り返しというものです。
それにこっちを修繕、あっちを修繕、台風でどこからか飛んできたものが屋根に当たり瓦がわれるということもあるそうです。
大家さんというと結構戸建てをいくつも持っていて、アパートをいくつも抱えていて早期リタイアして優雅な生活を・・・なんて話もよく耳にしますが結構大変そうです。
たまに目の前で起こるのが大家さんの持ち物である一室が恐ろしいほどのゴミ屋敷や汚部屋にされてしまい大家さんが唖然としてしまったり、怒り出したりする場面です。
目の前で顔を真っ赤にして怒り出したりということも何度も目にしてきました。
他にも目の前の惨状になすすべなく呆然と立ちすくむ大家さん・・・・。
かける言葉もないほどだったりします。
そんな緊張の瞬間で記憶に強く残っている案件をちょっと紹介してみたいと思います。
こちらは市役所さん案件で写真を出すけにはいかず、またいつもの通り地域や時期、設定の若干の変更などフェイクを加えて紹介させていただこうと考えております。
この事件は某県某市役所からの家財処分のお見積り依頼から始まりました。
通常生活保護を受けている方の家財処分費は市役所が責任を負い、公費から支払われるのが通常となります。
しかしたまにあるのですが、生保さん関連の家財処分で市役所が公費を投入せず本人に家財処分を行わせる場合があります。
理由は市役所さんにもあまり深入りして聞いたことはありませんが、生保を受けている本人が正直まだ若くてぴんぴんしていて、単純に働きたくなくて働いていない人が対象になっているような気もします。
職員さんからも「このような人に公費を使うことは出来ないし、市民に対して説明もつかない」という言葉を聞いたこともあります。
では、なぜ業者に作業させないにも関わらず見積りをとることがあるのかですが、市役所内での検討用として必要とのことを聞いたことがあります。
今回も「仕事にならない案件で本当に申し訳ありません・・」という言葉をもらいながらのお見積りでした。
当社も市役所さんにいつもお世話になっている手前、お断りするという選択はなく日時を決めてお見積りにお伺いすることになりました。
「○○○さんという居酒屋さんの真後ろの平屋一戸建てになります。」
住所と場所を聞き現場に向かった。
この現場を片付けたのは今から5年ほど昔の話となり、ちょうど私が会社をおこしてまだ1年もしないころでした。
当時は駆け出しでお仕事もあまりなく、同業者から現場を譲っていただいたりしておりました。
そして、このお話は当社とお付き合いのある同業者からの一本の電話から始まりました。
いつもの通り、若干のフェイクを加えながらも9割以上は実話の形で話を進めていきます。
同業者さん「すみません、尾上さん。お願いしたい現場があるのですが・・」
尾上「大丈夫ですよ。どのような現場でしょう?」
話を聞いてみると、知り合いの同業者さんが入りたくないような、ともかく汚い現場とのことでした。
私としては仕事があるにこしたことはなく、汚かろうが、綺麗であろうが当時も今も関係はありませんでした。
この業者さんは片付け屋さんでも汚れているところは敬遠する傾向にありました。
早速、現場確認の日時を調整し同業者さんと現場に向かいました。
現場到着すると、同業者さんは「僕は中には入れませんので尾上さん、すみませんが中を確認してきてください」との事。
鍵を渡され、ドアを開けた。
そこに広がっていたのは一面のゴミ屋敷!
上の写真は室内に入ってから玄関に向かって撮影した写真となります。
※ピンぼけすみません。
※急ぎと言われていたので夜中に見積りに行きました。
今となってはこの程度のゴミ屋敷は中の下程度のもので驚くこともありませんが、当時の私としてはかなり衝撃的な光景ではありました。
トイレはゴミの堆積で扉が開かず、小さな隙間から中を見るとおぞましい光景が広がっています。
玄関からリビングに続く通路のゴミは堆積していたとしてもせいぜい30cm~50cm程度でしたが、リビングにはいるとゴミの量が一気に増えました。
玄関からリビングへ抜ける通路を片付けおわったところ。
一気にゴミの量が増えるのが分かるかと思います。
当社はもともとDVを受けた女性関連の仕事をやっていたわけではありませんでした。
いつもお世話になっている福祉事務所の担当者さんにとある依頼を受けて以来、徐々にDV関連の話があると当社に仕事が回ってくるようになりました。
今回もいつものようにフェイクを交えて個々のケースが分からないように書いていきたいと考えております。
DV関連の話はいつも以上に慎重にしたいと思いますので、複数の案件をまとめた感じで書いていきます。
その「ある依頼」とは「家財一式を寄付して欲しい」というものでした。
寄付といっても電子レンジや冷蔵庫を一つづつとうものではなく家財一式。
何もない状態から最低限の生活が出来るレベルまで、そろえられるものを出来るだけお願いということでした。
話を聞いてみると、「詳しくは言えない」とのこと。
ともかくお世話になっている担当者さんでしたので、寄付用に取り置きしておいたものをチェックしながら、現時点で何がそろうかリストアップしていく。
「冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、暖房器具、冷房器具、台所用品、日用品、お布団、衣装ケース、収納ボックス、タンス、他」など思いつく限りのものを揃えた。
ある程度リスト化してから担当者さんへ「こんな感じですが・・・、因みに背景をしっていると当社の方でも考えながら、こういう方ならこんなものも必要でしょう、などと考えながら揃えられる」のですがと伝えた。
すると担当者さんが「いろいろ事情があって詳しいことが言えないのですが、若い女性になります。」
ここまで言われたところで私も「(もしかしてDVを受けた女性なのかもしれない)」と察し、「何となく事情は察しましたのでこれ以上は言わなくて大丈夫です。とりあえず、肌着などもそろえられるかと思いますのでサイズを教えてください。」と伝えた。
その後、いくつかのやり取りがあり担当者さんから本題ともいえる仕事内容を伺うことになった。
仕事内容は「家財処分」と「家財の運搬」でした。
といっても普通の片付けや運搬ではない。
この時点でようやく仕事の概要や背景を知ることになっていった。
実は今回の「女性」とは夫から激しい暴力を受けた末にとある福祉関連の方に緊急で夫と隔離され現在シェルターで保護されているとのことでした。
もちろんどこに保護されているかなどは一切知らされることはない。
着の身着のままで保護されたため、僅かな着替え以外何も持っていないとの事でした。
福祉事務所関連の方が現在あらたな住まいを探しており、入居が決まったらそこに寄付品を搬入して欲しいとのことでした。
また、現在借りたままの状態になっている元の住まいに荷物が残っているので、一部を新居に運搬し、残りは全て処分して欲しいとのことでした。
当たり前の話ですが、元の住まいで作業している最中、何を聞かれようが「絶対にどこへ移るのか、方角さえも言ってはならない」とのことでした。
夫の人相も教えて頂き、夫に似た人に「しつこく聞かれるようなら警察を呼んだりして対応する」ことなどを約束したりしました。
女性が保護されたのは数か月前で、家の中がどうなっているのかは正直分からないとの事でした。
必要なものと処分するもののリストを頂き、それに従い作業することになりました
場所は関東圏内のA市でした。
2台のトラックで現場に到着。
1台にはすでに寄付品の家財が詰め込まれている。
もう1台のトラックにこれから家にある家財の一部を搬入するのだ。
閑静な住宅街にある一軒幸せな夫婦が住んでいそうな小奇麗な一軒家でした。
預かった鍵をドアノブに差し込み鍵を開ける。
「カチッ」という音とともにドアが開く。
事前に「夫がもしかしているかもしれない」と、言われていたので緊張の瞬間でした。
夫はガタイがよく、ちょっとチンピラ風の男で肩をいからせながら歩く癖があるとのことでした。
心配だったので、その日は男性スタッフを増員し男性4名と私の合計5名での作業となりました。
幸いにも夫は家の中にいませんでした。
電気や水道のライフラインは既に切れているとのことだったので、雨戸や窓、カーテンを開け現場の状況を確認する。
台所のテーブルには女性が保護された日に作ったのであろう食事がそのまま置いてあり、数か月たち完全に腐敗してカビだらけになっている。
リビングを見るといろいろな家財が壊され、痛めつけられているのがわかった。
テレビ画面は大きくひび割れ、画面右上付近には大きな穴が開いている。
夫が女性に暴力を振るいながら物にも当たり散らしていたのが分かった。
「家財一式を揃えて欲しい」の意味が分かりすぎる家の中の状態。
タンスも壊され、テーブルも足が壊れていたりぐらついた状態。
家の中のいろいろなものが壊されている。
見ると壁という壁にも大きな穴があき、襖(ふすま)にも大きな痛みがある。
テレビや新聞で見聞きするDVとは違い、眼前の現実に背筋が寒くなった。