大家さん激おこ事件簿|ゴミ屋敷|残置物|撤去|激怒|家主|汚部屋|

大家さん激おこ事件簿|ゴミ屋敷|家主|市役所|埼玉県|茨城県|栃木県|東京都|群馬県|千葉県|

たまに来られる大家さん

当社は不動産会社さんからはちょくちょくお仕事を頂いておりますが、大家さんから直接お仕事を頂くことはあまりありません。

 

 

理由は簡単。

 

 

部屋を借りている本人やご親族が基本当社へ連絡してくださるからです。

 

そんな当社も大家さんとの接点がないわけではありません。

 

お見積りに伺うときや、片付けが終了し作業後の室内確認をしていただくときなど様子を見に大家さんが現れたりすることがあります。

 

殆どの場合、なごやかに時間は過ぎていき現場確認が終了となったりします。

 

 

大家さんって結構大変

 

大家さんともついつい世間話から始まって、長話してしまうこともあるのですが、よく耳にする苦労話です。

 

 

多くの場合敷金程度では原状回復は難しいとの話を聞きます。

 

数十万円かけてリフォームにクリーニングを入れても、入居者がなかなか入らず、家賃もそんなに取れない。

 

ようやっと入居者が決まってもリフォーム・クリーニング代を回収したと思うと、入居者が出て行ってしまいまたリフォームにクリーニングを入れる繰り返しというものです。

 

 

それにこっちを修繕、あっちを修繕、台風でどこからか飛んできたものが屋根に当たり瓦がわれるということもあるそうです。

 

 

大家さんというと結構戸建てをいくつも持っていて、アパートをいくつも抱えていて早期リタイアして優雅な生活を・・・なんて話もよく耳にしますが結構大変そうです。

 

 

 

たまにある緊張の瞬間

 

たまに目の前で起こるのが大家さんの持ち物である一室が恐ろしいほどのゴミ屋敷や汚部屋にされてしまい大家さんが唖然としてしまったり、怒り出したりする場面です。

 

目の前で顔を真っ赤にして怒り出したりということも何度も目にしてきました。

 

他にも目の前の惨状になすすべなく呆然と立ちすくむ大家さん・・・・。

 

かける言葉もないほどだったりします。

 

 

そんな緊張の瞬間で記憶に強く残っている案件をちょっと紹介してみたいと思います。

 

 

こちらは市役所さん案件で写真を出すけにはいかず、またいつもの通り地域や時期、設定の若干の変更などフェイクを加えて紹介させていただこうと考えております。

 

 

事件の始まり ~市役所さんからの見積り依頼~

 

この事件は某県某市役所からの家財処分のお見積り依頼から始まりました。

 

通常生活保護を受けている方の家財処分費は市役所が責任を負い、公費から支払われるのが通常となります。

 

 

しかしたまにあるのですが、生保さん関連の家財処分で市役所が公費を投入せず本人に家財処分を行わせる場合があります。

 

 

理由は市役所さんにもあまり深入りして聞いたことはありませんが、生保を受けている本人が正直まだ若くてぴんぴんしていて、単純に働きたくなくて働いていない人が対象になっているような気もします。

 

職員さんからも「このような人に公費を使うことは出来ないし、市民に対して説明もつかない」という言葉を聞いたこともあります。

 

 

では、なぜ業者に作業させないにも関わらず見積りをとることがあるのかですが、市役所内での検討用として必要とのことを聞いたことがあります。

 

 

今回も「仕事にならない案件で本当に申し訳ありません・・」という言葉をもらいながらのお見積りでした。

 

当社も市役所さんにいつもお世話になっている手前、お断りするという選択はなく日時を決めてお見積りにお伺いすることになりました。

 

「○○○さんという居酒屋さんの真後ろの平屋一戸建てになります。」

 

 

住所と場所を聞き現場に向かった。

 

 

 

見積り現場ではものものしい雰囲気が・・・

 

現場の居酒屋に到着すると市役所の職員さんが数人と中年の女性、そして縮こまったような小柄な中年男性が一人おり、表情が全員暗く、特に中年の女性は目つきが鋭く顔が紅潮しているのが遠目にもわかりました。

 

 

ちょっと離れた場所にいても女性の怒鳴り声が聞こえてくる。

 

話の内容からすぐに大家さんということが分かった。

 

 

話している内容はこうでした。

 

 

「ここに住んでいる男は生保なのに、出ていく時の残置物処分の費用を市役所が負担しないというのはどういうことか!!」ということでした。

 

 

かなりの剣幕であり、市役所の職員さんたちも狼狽えているのが手に取るようにわかる。

 

 

市役所さんは一生懸命、税金で残置物撤去(家財処分のこと)を行えない理由を説明しているが、大家さんの女性はかんかんになって怒っており会話が成立しない状況となっていました。

 

市役所さんが私に気が付くと、「業者さんがこられました」と話しを打ち切り「こんな状況ですがお見積りお願いします。あの女性が大家さんで、そこの男性がここに住んでいた方になります。」と伝えられた。

 

「では早速お見積りさせてください」と伝えると居酒屋後ろの平屋の玄関先に案内される。

 

玄関までの細い通路は不用品が山と積みあがり家の中がただ事ではないことが伺い知れた。

 

 

 

家の中はとんでもないゴミ屋敷!

 

いつもの通り、まずはじめに家の外を目視確認する。

 

 

ともかくすごい。

 

 

縁側のガラス扉が家の中にある大量のゴミで圧迫されて、既にいくつも外れている。

 

ガラス越しに見えるゴミの間に大量にあるネズミのフンを確認。

 

 

「ネズミがかなり発生しているようですね・・・。」と、伝えると大家さんが「そうです!本当に困っているんです!」と声を荒げる。

 

 

玄関の引き戸を開けるとそこには突然ゴミの崖が現れました。

 

ゴミの崖をどうやって上って家にはいろうか迷っていると、住人の男性が家の中を案内すると言い出した。

 

器用にゴミにうまく足をかけ登っていき、途中靴を脱いだ。

 

 

「えっ!ここ土足禁止ですか!?」と思わず声をだすと大家さんが大きな声で「そーでーす!」と声を上げる。

 

 

すぐに「冗談だから靴のままはいってください」と訂正された。

 

 

 

中にはいるととんでもないゴミ屋敷でした。

 

 

ゴミの物量は鴨居や長押まで届いており、ゴミと天井の間は50cmほどしかない。

 

そこを這いつくばりながら奥に進む。

 

 

 

中年男性に聞くと間違いなく毎日ここで生活していたとのことでした。

 

事前に3部屋あると伺ってはいましたが、次の部屋へのいきかたが分からない。

 

男性に尋ねると一部の鴨居の下にくぼみが出来ておりそこから行き来しているとのことでした。

 

 

 

確かに鴨居の下にくぼみがあり、かろうじて人が一人通れるスペースがある。

 

そこを伝い全部屋を確認した。

 

 

 

当然トイレもゴミが全て溜まっており、便器がすでに見えない状況であった。

 

 

買い物袋に排便をして部屋の中に捨てていないか確認するも、「そんなことしていない」とのことでした。

 

もっとも経験上全く信用しておらず、その後実際に大量の便がゴミの中からでてくることになります。

 

 

 

 

怒る大家さん

 

家の中から出て更に家の周囲の残地を確認する。

 

すると手招きで大家さんから市役所の職員さんから離れた場所へ呼ばれ、話を聞くことになってしまいました。

 

 

 

聞くところによると、居酒屋の経営の傍ら大家業をしており、昔からネズミがたまに出てくることはあったが最近特に多くなったとの事。

 

 

居酒屋に来たお客様の前にも出てきてしまったりと、お店の経営にも大打撃とのことでした。

 

 

「ネズミは当然この家から来ているんですよね!」と声を震わせながら言う大家さん。

 

「ネズミがここの家にいることだけは間違いありません。ネズミの行動範囲に関しては何とも・・・」と答えるしかない。

 

 

大家さんが続けた。

 

「市役所はここの片付け費用負担しないとかふざけたこと言っているけれど絶対に市役所にやらせる。もしどうしてもやらないと言うならあの男の臓器売らせてでも、ヤクザに脅させてでも絶対にあの男に責任取らせる!」と物騒な事まで言い出す始末。

 

 

 

もっとも、気持ちはわかります。

 

 

貸した家をとんでもないゴミ屋敷にされて、そこで発生したネズミが自身が経営する居酒屋にまで出没してお客様激減・・・・。

 

仏様だってナタもってゴミ屋敷の男性を追いかけるレベルの酷さです。

 

 

 

さらに大家さんが続ける。

 

「私はね国会議員や県会議員とも仲がいいんだ!市長とも面識がある!!○○君とか○○ちゃんって下の名前で呼び合う仲なんだ!絶対に、絶対に、絶対に誰かに責任取らせる!」

 

もう大家さんの興奮は留まるところをしらず、怒りの向け先が分からず、片付け屋のわたしに怒りをぶつけてきている。

 

なんとか大家さんをなだめて現場を後にした。

 

 

 

急転直下の片付け決定!

 

市役所へ見積り提出してから数日後、市役所の職員さんから緊急の連絡が入りました。

 

急遽、例のゴミ屋敷の片付けが市役所の費用負担で行うことになったものの予算が少なく、なんとか安く作業して欲しいとのことでした。

 

 

市役所さんは当社のお得意さんちゅうのお得意様。

 

なんとか要望を聞き入れようと検討に検討を重ね見積りも利益がほぼ出ないレベルまで落とし再度提出。

 

 

 

ところが、市役所さんからの回答としては全く予算に収まらないとのことでした。

 

正直、どんな安値の業者との相見積もりでも勝つことが出来るレベルのものだったので私も仰天。

 

 

 

聞いてみると、仰天の背景があることが分かりました。

 

 

 

仰天の背景

 

実はあの大家さん、本当に国会議員や県会議員、そして市長さんとも知り合いだったのです。

 

 

選挙応援もまめにされていたりと結構深いつながりがあったみたいです。

 

 

その大家さんが国会議員と県会議員、そして市長さんに直々にあの剣幕で陳情したそうなのです。

 

 

そして国会議員と県会議員、市長さんが職員さんたちに「お前らなにやっとるのか!?」と介入したらしいのです。※わたしの推測です・・・。

 

 

当然、市役所のその部課はハチの巣を突っついたような大騒ぎに。

 

 

市の職員さんが検討に検討を重ね、予算をひねり出すロジックを積み重ねた結果、市として出せる予算は私が見積もった金額の半分でした。

 

 

お世話になっている職員さんたちに本当に困った顔で泣きつかれ、私の独断で提示された価格で家財処分を引き受けることにいたしました。

 

 

 

 

国会議員さんと県会議員さんが本当に視察に来た!!

 

作業2日目に市役所さんから国会議員の○○議員と県会議員の○○議員が視察に訪れますと連絡を受けていましたが、本当にやってきました。

 

今まで野次馬から関係者までいろいろな方が片付け現場を見に来ました。

 

 

しかし、国会議員と県会議員が現場に来られたのはこれが初めてです!

 

 

「そのまま作業を続けてください」とのことだったので作業を続けていると10分ほどでかえっていきました。

 

 

片付け作業

 

作業自体の詳細は省くにしても、案の定買い物袋に入った大量の排泄物などが出てきました。

 

 

その他にも大量の女性用下着やウェディングドレスまで・・・。

 

しかもウエディングドレスは4着も・・・・。

 

 

他にも箱からダッチワイフが出てきて死体が出てきたと勘違いしたスタッフさんが悲鳴をあげるなど、ある意味賑やかな片付け現場となりました。

 

 

毎日のように視察に来ていた大家さんは毎回出てくる排泄物や女性ものの下着を見る度にまたもや怒り心頭のようでした。

 

 

 

 

警察からも連絡がきた!

 

作業終了後数日して見知らぬ電話番号から着信がありました。

 

 

見積り依頼かと思って電話に出ると何と相手は警察でした。

 

 

何ごとかと思って話してみると、なんと大家さんが警察に通報していました。

 

 

理由は女性用下着が大量に出てきたことでした。

 

 

ただ、下着は値札が付いていたりするものが殆どだったり、アダルト本に付録でついてくる下着のようだったものでしたので、警察にはそのことを丁寧に伝え、事件性はないと思うと話を終わらせました。

 

 

 

その後

 

片付けが終了するとすぐに大家さんの手配で建屋が解体処分されました。

 

余りにも早い対応にびっくりしつつも、「建物を思い出したくもないし、見たくもない」と穏やかになった表情で言われるのを聞き、この案件がようやっとクローズしたことを実感しました。

 

 

その後、居酒屋さんになんと当社のチラシを置いてくださったり、たまに食べに行ったりと今でもお付き合いは続いています。

 

 

もうネズミも出なくなり、お客様も戻ってきたとのことでした。

 

 

現在はコロナの影響で営業を自粛されていますが、自粛が解禁されたら応援がてらお食事でもしに行こうと思います。

 

 

 

 

終わり

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