当社の強みは価格であるかと思います。
行政さんとの仕事は基本相見積もりであり、当社はそのお片付けや家財処分の相見積もりを勝ち抜いてきており、大よそ8割か9割くらいの確立で行政さんより受注を勝ち取ってきております。
不動産屋さんは基本会社としての経費を抑える為に価格が兎も角重要になってくるかと思いますが、当社は価格に関しては強い自信を持っております。
また、当社はもともとリサイクル業者が転じて現在の仕事を行っており、片付けでは買取に非常に力を入れております。数年前は貴金属・ブランド物のバッグや時計などを苦手としておりましたが、それらを扱うリサイクル業者様と提携させて頂くことで問題なく買取をさせて頂いております。
片付け家財処分、もしくは買取とどちらか片方でも問題ありませんので、ぜひ一度当社へ片付けのお見積りをご検討して頂きたいと考えております。
当社の仕事のメインは片付け・家財処分などになりますが、そこから派生する業務として草刈り・剪定・伐採、ハウスクリーニング、リフォーム(専門の業者に代行して貰っています)も行っております。
もし、担当されていらっしゃる物件や地域で片付けや家の汚れ、または庭の草木が伸び放題になってしまっている案件がありましたら、ぜひ一度当社へご連絡頂ければと思います。
電話 070-1536-1229 【尾上(オノウエ)が電話に出ます】
日本整理では全てご依頼者様のお宅にお伺いさせて頂き、お見積りを取らせて頂いております。
そして、必ずお見積りを算出し、責任を持ってお片付けさせて頂き、追加料金などは一切請求しません。
たくさんのお荷物の前で悩まず、まずは一度お電話かメールを頂けますでしょうか?
経験豊富な当社のスタッフが丁寧にご案内させて頂きます。
よくあるのが、土地の売却が決まったので上物(建物)を解体しなくてはならないので家の中を片づけて欲しいというものです。その他にも物件をリフォームして転売するのに片付けが必要、管理しているマンションの方が孤独死してしまった、家財を置いて夜逃げしてしまったというものです。
当社では以下のようにたくさんの現場をこなしてきました。
このような現場を不動産関係者さまであれば一度ならず見てきているかと思います。
既に得意先の片付業者さんをお持ちの場合もあるかと思います。
しかしながら、金額面、買取金額との相殺など当社には様々なメリットがあるかと思います。
当社へのお見積り一度でよいのでご検討いただければ幸いでございます。
お見積りはお電話でどうぞ!
TEL: 070-1536-1229 (尾上)
日本整理は多様なお客様からの仕事を受けておりますが、特に行政・福祉関連の施設からの受注が全体の8割を占めます。
行政で言えば、市役所からは主に高齢福祉課・社会福祉課・生活保護課・社会福祉協議会(社協)、また半民半官のところが多いですが、多くの地域包括支援センターさんから頻繁にお片付けのお仕事を頂いております。また、多くの福祉施設さん(特別養護老人ホーム、デイ)からも施設内や独居の方のお片付けやハウスクリーニングのお仕事を受注しております。
これは当社が長い時間をかけて行政さんをはじめ、福祉関連、地域の方々と福祉の研修会に参加したり、寄付やチャリティーを通じて築いてきた信頼関係があるからと自負しております。
その他、不動産会社様・解体業者様・リフォーム業者様などからも残置物撤去の依頼を頂いております。
春が来て、夏が近づいてきました。
暖かくなり、山に行く人も、海に潮干狩りに行く人も増えてきました。
同じく、暖かくなると増える依頼がいくつかあります。
それが、この猫の死骸回収の依頼となります。
よく言われるのが次のようなものとなります。
●気が付いたら異臭がしていて猫らしい動物の死骸が軒下にある
●気持ち悪くて見る事も出来ないがともかく異臭がすごい。何か死んでいる・・・
●市役所に電話したが私有地ということで対応してもらえない
「市役所では対応できません」と言われましたという方の声も多いです。
そうなのです。
市役所が動物の死骸の回収をするのは基本、道路や市が管理や所有する土地の中にあるものだけで、私有地と呼ばれる人の庭先や会社の敷地内での出来事には市役所は一切ノータッチとなります。
冬場は寒くてすぐに腐敗しなかったり、そのままミイラ化してしまったりするのかもしれませんが、夏となると死後たった2~3日で腐り始め、かなりの腐敗臭がすることになります。
今まで数多くの猫死骸回収を行ってきましたが、猫が死んでいる場所の多くは次の通りで、一目にすぐ着くような場所で死んでいることはおおくありません。
●床下
●倉庫の奥
●排水溝の中
●天井裏
●植木の奥
その為、気が付くときの多くは強い腐敗臭や大量のハエによって分かることが殆どです。
猫ちゃんや小動物もウジ塗れになっていると可哀そうです。
ご自身での処分が精神的にきつくて無理な場合は当社が対応致しますので、ぜひ状況が酷くなりすぎる前にご連絡くださいませ。
連絡先は 070-1536-1229 となります。
ご依頼ありましたら是非お問合せくださいませ。
私(高橋)にしたら見慣れた光景も人によっては絶望的に映ることもある。
私はそんな現場を多くこなしてきました。
今回の現場も私にとっては見慣れた光景でしたが、作業後にお客様に伺ってみると、絶望感しか感じることが出来なかったそうです。
それでは今回も若干のフェイクを加えつつ、今回請け負ったお仕事をお話していきたいと思います。
また、今回はトイレのクリーニングにフォーカスしてお話していきたいと思います。
今回は高橋がブログ担当させて頂きます。
※ご家族からは家の中の写真や動画の使用許可を得ており、またフェイクを加えた上でブログに掲載することも許可を得ております。
※家の外回りの写真使用は許可されておりません。
寒さが和らぎ、ようやく暖かい日が増えてきたころに「市役所から紹介されました」と、女性から連絡がありました。
緊張からか多少震えた声で、ご実家がゴミ屋敷になっており、また庭木が伸び放題で、庭も不用品が溜まっているので何とかして欲しいと連絡がありました。
その中でも特に言われたのが、「トイレが非常に汚れておりましてなんとかして欲しい」との依頼でした。
話を伺うと、問合せをしてくださった女性は現在ゴミ屋敷になった実家に住まわれる父親の娘さんとのことでした。
お父様は昔はしっかりとした方だったそうなのですが、高齢になり約20年前より生活が急変し乱れ始めたとの事でした。
娘様は既に結婚され頻繁には実家に戻れないようになり、戻るたびに家の中がゴミで散乱していくようになり、今ではもはや一般人では手を出すことが出来ないレベルにまでなってしまったとのことでした。
そこで何度か片付けの業者を呼び見積りをとったものの、お父様からは「お金の無駄、そんなところにお金を使うなら別の事にまわせ」と怒られ結局片付けが出来なかったとの事でした。
福祉職員さんと何年にもわたる説得の上で、ようやくお父様は片付けを「無償なら」という条件で飲むことになりました。
そこで、今回は娘様からの依頼で当社のスタッフはあくまでも行政から派遣されたお手伝いボランティアで一切の費用は発生しないという設定で現場確認から作業までを行う事になりました。
※実際には有償で作業しております。
当社のホームページやブログを定期的にチェックされている方ならご存じかと思いますが、当社のお仕事の多くは福祉関係の事務所さんや施設さんから頂いているものとなります。
そして高齢者の方々は体の動きが鈍くなったりして中にはおトイレを満足に済ますことも出来なくなるような方もいらっしゃったりします。
そして、酷くなるとトイレが間に合わず床にウンチやオシッコが垂れ流されるようになり、トイレも通常では考えられないくらいにまで汚れに汚れることも珍しくありません。
当社はそういった世間一般的に言う「問題ある」お宅のお片付けや清掃などを数多くこなしてきました。
今回はそういったケースのお話をしていこうかと思います。
今回はご依頼者様からのご厚意で現場で撮影した写真や動画をウェッブ上で公開し利用してもよいとの許可を頂きましたので、動画や写真を掲載しながらお話しようと考えております。
しかしながら、いわゆる「汚い」写真や動画が多いので閲覧注意であることを予めご了解の上でご視聴して頂ければと考えております。
それではどうぞ!
電話口で若い男性が「父がなくなってしまい、神奈川県から来たものの家の中の惨状がひどすぎてお願いしたいのですが・・・・」と、途方に暮れたような声で開口一番伝えてきたのはこの言葉でした。
聞いてみると、家の中はゴミ屋敷状態となっているが、ともかく酷いのはトイレとのこと。
もはや、言葉でどう表現してよいか分からないほどで困り果てているとのことでした。
一つ一つ丁寧に確認していくと、汲み取り式トイレ(いわゆるボットン便所)とトイレの周囲が完全に汚物で汚染されてしまっているとのことでした。
曰く、汚物(ウンチ)がトイレ全体を覆っており、もはや汚すぎてどうすることも出来ない状態なのだそうだ。
当社は洋式のトイレではたっぷり縁のあたりまで溜まった便を取り除き、ぴかぴかに磨きあげたりする経験はあるのですが、正直和式トイレでは初めての経験でした。
とにもかくにも、トイレの状態を確認しないことには話も前にすすまない。
お客様とはお見積りの日時を決め、現場を確認することにした。
現場に到着するとすでにお客様が待ってくださっていました。
「酷い状況で申し訳ありません、靴のままおあがりください。」
「大丈夫ですよ。慣れておりますので気にしないでください。」と、いつもの予定通りともいえるやり取りを行い家の中に入る。
家の中は確かにゴミ屋敷と言える状況ではあるものの、当社からしたら下の中のレベル。
はっきり言って全く大したことない。 また悪臭はするが強くはない。
ところがトイレ付近で状況が一変した。
トイレ2メートルくらい前から床に大便が張り付き、その先に見えるトイレはティッシュや大便が降り積もっており一般の方であれば見る事も出来ないような状況でした。
お久しぶりです。
久しぶりのブログになってしまいましたが、今回は自殺現場のお話をしてみようと思います。
みなさん、自殺現場って入ったことありますか?
たぶんないですよね。
自死された方のお身内でさえ見たことない人多いのではないでしょうか?
なぜならは警察はご遺族が部屋に入るのをとめるからです。
そう、現場が悲惨過ぎてご家族が見たら精神的に強いショックを受けてしまう可能性もあるのです。
当社が入った自殺現場で壮絶でなかった現場は一つたりともありませんでした。
例外なく自死された方は手首をカットしたあと、薬物をオーバードーズしたあと、苦しみに苦しみぬき、そして亡くなられます。
よく「早く死にて~!」とか、「自殺したい!」など冗談でも言っている方もおりますが、仮に現場の壮絶さをみたら、二度とそのようなことは言わなくなるのではないかと思います。
それでは、今回も事実にちょっといつもより多めのフェイクを加えながら9割がたは真実に基づく話をしていきたいと思います。
それではどうぞ。
東京の郊外にある現場のアパートに到着すると依頼者であるご遺族がすでに私たちを待っていた。
皆、重苦しい表情をしており事務的な挨拶や手続きの話以外はほとんど口を開くことも無ない。
孤独死や事故、自殺などで突然身内が亡くなられた場合は常にこの重苦しい空気が場を支配する。
「家の中、血まみれですよ・・・、血の海なのでびっくりしますよ・・・。必ず。」亡くなられた方の父親と思われる方が口を開いた。
事前の電話やメールでのやり取りで、亡くなられたのは若い女性で、死因はリストカットということは聞いていた。
「大丈夫です。何度も経験しておりますので。」
ウソではない。
実際当社は何度も家の中に血液がまかれたような家の片付けを行ってきた。
ほとんどは大動脈瘤破裂のようで吐血された現場だった。
ただし、事前に聞いていたがリストカットによる自殺の現場は初めてだった。
大動脈瘤破裂による吐血はせいぜい血だまりといっても座布団5~6枚分くらいなものだ。
自殺によるものがどれ程のものかは想像がつかなかった。
父親の数歩あとを歩きながら玄関までたどり着く。
玄関先では特に変わった臭いはしなかった。
扉の前でご遺族は「それではお願い致します。私たちは近くの喫茶店で待っていますので。」と、現場から立ちさっていった。
入室前に手を合わせた。
これ一つである程度心が落ち着く。
ドアノブを回し、家の中に入る。
一気に強烈な血液の臭いがして一瞬息が詰まる。
そこで目にしたものは台所から奥の部屋へ床や壁に一面に広がる血の海の地獄だった。
今まで何度も血でまみれた現場を見たことはあるが、余りにも悲惨な光景に今までの経験がなかったかのごとく現場で戦慄を覚えた。
人間とはこんなにも血液が体の中にあるのかという位、床が見える場所は全てと言ってよいほど、完全に血でまみれていた。
床以外もベッドも机もあらゆるものが血でまみれている。
そして現場に入ってすぐに分かる情報がいくつかある。
一つ目は 死後2日以内であること、
二つ目は 亡くなられてから最低でも半日以上してから救急が来たこと、
三つ目は 非常に苦しみぬいた上で息絶えたということ。
なぜ分かるのかというと、いわゆる血液の臭いだけで孤独死の臭いがしなかったからだ。
当時は暑い日が続いていたので3日もすれば孤独死の独特の臭いがし始めるが、それがなかった。
そして、床は一面血の海であったが、第三者の足跡がなかった。
血はすぐに固まり始めるが、大量の血は数時間してもゼリー状になっており、半日以上は経過しないとちゃんと固まらないという。※お医者さんに確認してます。
血液が固まり、家の中に救急隊が靴のまま入っても足跡が残らない時間帯・・・つまり亡くなられてから救急隊などが現場に入ったと考えるのが妥当だ。
また、家の中の床という床に大量の血があるのだが、それは床の上に倒れ苦しみに苦しみもがきにもがいた跡に間違いがなかった。
もがいた形跡が家の全てにあり、一か所に他とは完全に異なる血だまりがある。
そこで息絶えたのでしょう・・・。
暖かくなると草木も伸び、虫も増え、街に繰りだす人も増え、そして動物の死骸の回収依頼も増えてきます。
当社は昔から猫をはじめとする小動物の死骸の回収業務を行ってきました。
しかし、実はありそうでなかったカラスの死骸のお片付けは今回がはじめてでした。
カラスなんてそこいらにたくさんいるし普通にありそうな話なんですけれど・・・・。
では、いつもの通りちょっとフェイクをまじえつつ今回はカラスの死骸のお片付けのお話をしてみようと思います。
ちなみに猫や犬やら鳥の小動物の死骸のお片付けの依頼はこちらからお願い致しますね!
スーパーの店員さんという女性からの連絡でした。
死んだカラスがスーパーの入口の屋根にひっかかった状態で死んでいるので至急処分して欲しいとの事でした。
聞くところによると、買い物に来たお客様が最初に気が付いて店員さんへ伝えたとの事。
高いところに引っかかっているし、スーパーの店員さんは店長さんも含めて全員が女性で高いところは登れないし、気持ち悪くてとてもカラスの死骸などさわれないとの事でした。
鳥の死骸回収といえば、いままではハトでした。
定番のハト死骸案件は「鳩ネットにひっかかって死んだハトを何とかしてほしい!」というものでした。
これらの依頼は団地や一軒家にお住いのご家族さんからや、ビルを管理している不動産管理会社さんからの依頼が多かったです。
他にもスズメやツバメといった本当に小さなものでもやはり苦手な人は苦手で見る事すら出来ないとおっしゃる方も多いです。
知合いの便利屋さんなどは夏になるとゴキブリ一匹の為に何度も呼ばれると言っていました。
誰もが同じですが、苦手なものは苦手なのです。
しかし、なぜ今までカラスの死骸回収依頼はなかったのでしょう・・・・?
カラスなんてハトより大きいので死臭も強いと思うし、見た目もハトより悪いし・・・・。
不思議です。
昔から年に1度くらいこんな話が出てきたりします。
外国のゴミ屋敷ってまだ誰も見たことはないのですが、誰かが知ったような口ぶりで「海外のゴミ屋敷は日本のゴミ屋敷と比べ物にならないほど酷いらしい!」などと話だしたりして、見てもない外国の話に花を咲かせたりする場面に出くわしたりすることがあります。
良し悪しはともかく部分的に海外のものを過大評価したり、部分的に過小評価したりする雰囲気ってのはまだ普通にあるので、そんな時は「そーなんですか」と当りさわりのない曖昧な返事をすることに決めています。
もちろん画像検索やYouTubeなどでそれらしきものは見ることは出来るのです。
しかし、どこの誰もが(私も含めて)ちょっとはショッキングなメディアをだして人の目をひこうとするものなので、一部の画像をもって全体を評価するのもどうかなって思ったりします。
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さて今回の話は私としては初めてとなる外国人のゴミ屋敷のお片付けの話となります。
実際には現場は受注できず、当社が片付けたわけではありません。
しかし、ショッキングな現場と記憶に残る人間関係のお陰で、見積りだけだったにも関わらず強く印象にのこる現場となりました。
サンプル数が「1」ではあるのですが、もしかしたら外国のゴミ屋敷はこんな感じなのか!という認識を植え付けるには十分なくらいの汚れ具合ではありました。
いつもの通り設定はいくつも変えてあり、フェイクを加えての話となります。
それではどうぞ!
群馬県には太田市と大泉町というブラジル人が多く住む地域があります。
多くが中南米から出稼ぎにきた労働者や昔ブラジルに渡った日系人の帰国者であったりします。
街中を車で走らせるとブラジル人向けの教会や食材店、ブラジル料理店などを見かけることができたりと、国際的な雰囲気を若干感じることが出来る地域となります。
そこの地域で今回の依頼人とあうことになりました。
場所は館林市のとある平屋一戸建ての住宅。
市役所からの依頼でそこにある家財を全て撤去、作業後に身内の女性が立会い室内の最終チェックをしていただくことになっていました。
作業終了の少し前にその女性は現場に到着しました。
長髪の黒髪で身なりは非常にきっちりしたキャリアウーマン風。
端的に言って美人でした。
この女性が今回の外国人ゴミ屋敷片付けの依頼人となる人でした。
女性に部屋を案内し、全ての家財が撤去したことを見せる。
問題なくOKを頂き普通ならその場で別れ、当社の作業は全て終了するはずでした。
わたしが作業用資材をトラックに詰め込み帰る準備を始めると女性から声をかけられました。
「一般の方の家も片付けてくれたりするのでしょうか?」
「もちろんですよ!喜んで!」と私。
「そこ私の外国人の友だちの家でここの近くなのです。社員寮の中なのですがちょっと汚れているんです。」女性が続けた。
おずおずとしている女性に当社がゴミ屋敷などいくらでもやっているので問題ない旨伝えるとちょっと安心した顔になった。
その場で住所とお見積りに伺う日時を調整し、女性と別れた。
社員寮と聞いていた現場に到着すると、そこは廃業したカラオケボックスの跡地でした。
現在そこを改造して外国人用の社員寮にしているようでした。
ちょとおっかなびっくりしながら近くに行き、誰かいないか声をかけると中から幾人かの中南米出身と思われる男性が出てきてびっくり。
日本語を話せる人がいないかを日本語で尋ねると中から白人の小太りの中年男性が出てきて流暢な日本語で受け答えをしてくれた。
「中の片付けの件ね。社長が困っているから早くやるように言われている。今彼くるからちょっと待っていて」と伝えられた。
聞くと中南米出身者専用の寮とのことでした。
道理で中から出てくる人が全員外国人ということに納得がいった。
待つこと数分、一台の軽自動車が寮の駐車場に入ってきた。
先日会った女性が運転し、助手席にはTシャツ姿の肌の浅黒い男性が座っている。
すぐに女性は出てきて挨拶してくれた。
「先日はありがとうございました。彼がわたしの友達で、彼の部屋の片付けの見積りを取って欲しいのです。」
遅れて車から出てきた男性は背が高く、ラフないで立ち。
エキゾチックな顔立ちをした、まぁイケメンとでも言うのでしょうか・・・?
私たちの目の前に無表情で現れたかと思うと突然取り出したタバコに火をつけた。
「ちょっとあなた何タバコ吸ってるの! No! No! ダメって!」と男の手を取りタバコを取り上げようと女性はするが男性に振り払われる。
ちょっと見で、「友達同士」の関係ではないことは分かった。
当社には見積りを依頼するご本人が死んでから身内に迷惑をかけないよう事前に見積りを取って欲しいという依頼が年に1~2回はあったりします。
中には孤独死して腐敗したご自身を想像されて涙声でどうしたらよいか尋ねてこられるケースもありました。
年に1~2回の問合せですから、数年間での総数でいっても問合せの回数はたかが知れています。
たかが知れている回数なので、お見積りに伺ったり、涙声の高齢者には親切に受け答えしてきたつもりです。
当社への問合せは数件でも、同様の悩みを抱えている高齢者は結構多いのでしょうね・・・とぼんやりと考えておりました。
問合せをくださったのは、とある埼玉県内のUR管理事務所(以下、UR)の責任者をされている女性からでした。
内容は「団地内に独居の高齢者が多くおり、身寄りのない方も多い。彼等・彼女等はご自身が亡くなった後の事を心配されている。どうしたらよいか分からないので可能であれば打合せをさせて欲しい」とのことでした。
そこの団地は当社が何度も遺品整理などの家財処分でお邪魔させて頂いているところ。
すぐに日程に調整をつけ、お伺いすることにした。
今までさんざん関東圏内の団地に行き、URで駐車スペースの件でお邪魔させて頂いたりしてきましたが、会議室に案内されるのは今回が初めてでした。
まずはじめに私が当社の会社がどのような活動をしているかを5分程度で案内し、本題に移った。
先にも触れましたが、団地には独居の高齢者が多くなってきており、ある種の相談が高齢者から飛躍的に増えてきているとの事でした。
最近特に孤独死や孤立死、遺品整理の話題がテレビや新聞などのメディアを賑わせるようになっており、当事者である高齢者の関心も高くなったのでしょう。
不安に思われる方の為に見回りや相談などにのっているが、団地内は広くて見回りに限界はあるし、人員も少なく相談にのるのも時間の余裕がないとのことでした。
また、亡くなった後の資産をどうすれば良いのかが分からず、少額であろうとせっかく築いた財産の行方を心配されていたりと
その為、当社が高齢者見守りのノウハウを持っていないか、もしくは何か一緒に考えて頂けないかということでした。
ここ数年来廃棄物の料金があがり続けており、また一部の当社の価格表示に孤独死現場や酷いゴミ屋敷、犬猫屋敷の目安料金が含まれていなかったりと分かりずらい部分があるとの指摘もありました。
つきましては少しでも分かりやすい標記にするのと同時に、2㌧トラック1台あたりの目安となる料金を改定致しました。
宜しければ以下ご覧くださいませ。
また、ご理解いただけますよう宜しくお願い申し上げます。
今後もご指摘があれば分かりやすい標記にしていくように努力してまいりますのでよろしくお願い致します。
※ホームページ上の標記も順次変更していきます。
当社は不動産会社さんからはちょくちょくお仕事を頂いておりますが、大家さんから直接お仕事を頂くことはあまりありません。
理由は簡単。
部屋を借りている本人やご親族が基本当社へ連絡してくださるからです。
そんな当社も大家さんとの接点がないわけではありません。
お見積りに伺うときや、片付けが終了し作業後の室内確認をしていただくときなど様子を見に大家さんが現れたりすることがあります。
殆どの場合、なごやかに時間は過ぎていき現場確認が終了となったりします。
大家さんともついつい世間話から始まって、長話してしまうこともあるのですが、よく耳にする苦労話です。
多くの場合敷金程度では原状回復は難しいとの話を聞きます。
数十万円かけてリフォームにクリーニングを入れても、入居者がなかなか入らず、家賃もそんなに取れない。
ようやっと入居者が決まってもリフォーム・クリーニング代を回収したと思うと、入居者が出て行ってしまいまたリフォームにクリーニングを入れる繰り返しというものです。
それにこっちを修繕、あっちを修繕、台風でどこからか飛んできたものが屋根に当たり瓦がわれるということもあるそうです。
大家さんというと結構戸建てをいくつも持っていて、アパートをいくつも抱えていて早期リタイアして優雅な生活を・・・なんて話もよく耳にしますが結構大変そうです。
たまに目の前で起こるのが大家さんの持ち物である一室が恐ろしいほどのゴミ屋敷や汚部屋にされてしまい大家さんが唖然としてしまったり、怒り出したりする場面です。
目の前で顔を真っ赤にして怒り出したりということも何度も目にしてきました。
他にも目の前の惨状になすすべなく呆然と立ちすくむ大家さん・・・・。
かける言葉もないほどだったりします。
そんな緊張の瞬間で記憶に強く残っている案件をちょっと紹介してみたいと思います。
こちらは市役所さん案件で写真を出すけにはいかず、またいつもの通り地域や時期、設定の若干の変更などフェイクを加えて紹介させていただこうと考えております。
この事件は某県某市役所からの家財処分のお見積り依頼から始まりました。
通常生活保護を受けている方の家財処分費は市役所が責任を負い、公費から支払われるのが通常となります。
しかしたまにあるのですが、生保さん関連の家財処分で市役所が公費を投入せず本人に家財処分を行わせる場合があります。
理由は市役所さんにもあまり深入りして聞いたことはありませんが、生保を受けている本人が正直まだ若くてぴんぴんしていて、単純に働きたくなくて働いていない人が対象になっているような気もします。
職員さんからも「このような人に公費を使うことは出来ないし、市民に対して説明もつかない」という言葉を聞いたこともあります。
では、なぜ業者に作業させないにも関わらず見積りをとることがあるのかですが、市役所内での検討用として必要とのことを聞いたことがあります。
今回も「仕事にならない案件で本当に申し訳ありません・・」という言葉をもらいながらのお見積りでした。
当社も市役所さんにいつもお世話になっている手前、お断りするという選択はなく日時を決めてお見積りにお伺いすることになりました。
「○○○さんという居酒屋さんの真後ろの平屋一戸建てになります。」
住所と場所を聞き現場に向かった。
この現場を片付けたのは今から5年ほど昔の話となり、ちょうど私が会社をおこしてまだ1年もしないころでした。
当時は駆け出しでお仕事もあまりなく、同業者から現場を譲っていただいたりしておりました。
そして、このお話は当社とお付き合いのある同業者からの一本の電話から始まりました。
いつもの通り、若干のフェイクを加えながらも9割以上は実話の形で話を進めていきます。
同業者さん「すみません、尾上さん。お願いしたい現場があるのですが・・」
尾上「大丈夫ですよ。どのような現場でしょう?」
話を聞いてみると、知り合いの同業者さんが入りたくないような、ともかく汚い現場とのことでした。
私としては仕事があるにこしたことはなく、汚かろうが、綺麗であろうが当時も今も関係はありませんでした。
この業者さんは片付け屋さんでも汚れているところは敬遠する傾向にありました。
早速、現場確認の日時を調整し同業者さんと現場に向かいました。
現場到着すると、同業者さんは「僕は中には入れませんので尾上さん、すみませんが中を確認してきてください」との事。
鍵を渡され、ドアを開けた。
そこに広がっていたのは一面のゴミ屋敷!
上の写真は室内に入ってから玄関に向かって撮影した写真となります。
※ピンぼけすみません。
※急ぎと言われていたので夜中に見積りに行きました。
今となってはこの程度のゴミ屋敷は中の下程度のもので驚くこともありませんが、当時の私としてはかなり衝撃的な光景ではありました。
トイレはゴミの堆積で扉が開かず、小さな隙間から中を見るとおぞましい光景が広がっています。
玄関からリビングに続く通路のゴミは堆積していたとしてもせいぜい30cm~50cm程度でしたが、リビングにはいるとゴミの量が一気に増えました。
玄関からリビングへ抜ける通路を片付けおわったところ。
一気にゴミの量が増えるのが分かるかと思います。