このたびは、株式会社日本整理の「お仏壇供養」ページにお越しくださり、誠にありがとうございます。
私たち日本整理は、創業から10年以上にわたり、遺品整理や孤独死などの特殊清掃・片付けを専門に行ってきた業者です。
個人のお客様をはじめ、市役所や福祉施設、包括支援センターなど、様々な機関からご依頼をいただいてまいりました。
その中でたびたび、「お仏壇やお位牌、遺影、アルバムなどを丁寧に供養してもらえないか」というご相談をいただくようになりました。
当初は供養の方法や作法もわからず、戸惑いながらお客様の声に耳を傾けていましたが、今では年に4回、提携寺院と協力して合同供養を行うまでになりました。
ご供養の対象となるのは、お仏壇だけではありません。
遺影や位牌、へその緒、日記やアルバム、手紙、故人様が大切にされていた私物など、「ただ捨てるのでは忍びない」とお感じになるお品を幅広くお預かりしております。
私たちは葬儀関連の会社でも宗教法人でもありませんが、提携しているご住職のもと、読経・寺院へのお届けなどを通じて、「物」ではなく「想い」を供養する姿勢を大切にしています。
また、当社の特長は「供養」と「整理」の両方を一括で対応できる点です。
お仏壇や仏具のご供養とあわせて、周囲の家具や日用品の片付け、不用品の処分なども同時に行うことができます。
供養専門の業者様とは異なり、供養が必要な物・そうでない物を分けながら、整理全体を一つの流れとして任せていただける点は、多くのお客様からご評価をいただいております。
「何をどう供養してよいのかわからない」
「供養も片付けも、できれば一か所に頼みたい」
「仏壇を処分したいけれど、供養しないと不安」
そういったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
供養とは、宗教的な儀式であると同時に、気持ちの整理や旅立ちのお手伝いでもあると私たちは考えています。
大切な方との想い出が詰まったお品を、丁寧に、心を込めてお預かりする――
それが私たち日本整理の使命です。
少しでも皆さまの安心につながれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
代表取締役 尾上明子
✔「お仏壇を処分したいけれど、勝手に捨てるのは気が引ける…」
✔「お寺に頼むにも、どこに相談すればいいのかわからない」
✔「親が残した仏壇をどう扱っていいか分からず、ずっと置いたままになっている」
✔「遺影やお位牌、アルバムなど、供養すべきか迷うものがたくさんある」
✔「遠方に住んでいて、お仏壇の処分や供養を自分で対応できない」
このようなお悩みをお持ちの方は、決して少なくありません。
とくに現代では、住宅事情や家族構成の変化により、従来のように仏壇を次世代が引き継ぐことが難しくなっています。
日本整理では、ただ「片付ける」のではなく、お仏壇をはじめとする大切な品々に“けじめ”をつけるご供養をお手伝いしています。
ご住職による読経や、寺院でのお焚き上げなど、真心を込めた供養を行い、安心してお任せいただける環境を整えております。
処分に迷ったその時こそ、お気軽にご相談ください。
心に寄り添う対応を大切にしています。
「仏壇供養は葬儀社に頼むもの」と思われる方も多いかもしれません。
しかし、当社・日本整理は、10年以上にわたり遺品整理や特殊清掃の現場に向き合ってきた専門業者として、供養の必要性を深く理解し、実務の中で丁寧に対応してまいりました。
以下のような理由から、多くのお客様にご依頼いただいております。
市役所や包括支援センター、福祉施設などからのご紹介やご依頼も多く、信頼をいただいていることが私たちの大きな強みです。
ご家庭はもちろん、施設内での対応にも慣れております。
葬儀社では対応が難しい、「仏壇の周辺整理」や「お部屋まるごとの片付け」「家財処分」「庭の伐採・除草」なども、当社で一貫して対応可能です。
仏壇だけでなく、位牌・遺影・思い出の品々など遺品供養と整理をセットでご依頼いただけます。
読経は、提携するお寺の僧侶にしっかりお願いし、宗派を問わず合同供養を行っております。
ご希望の方には供養証明書の発行も可能ですので、後から「きちんと供養した」と安心していただけます。
私たちは葬儀業ではないからこそ、形式に縛られすぎず、お客様一人ひとりのご事情に合わせた柔軟な対応ができます。
たとえば、空き家の片付け+仏壇供養、特殊清掃と同時の供養、お仏壇の引き取りと除草作業のセットなど、「片付け+供養」の現場型サービスを強みとしています。
「菩提寺がない」「宗派がわからない」「信仰はないけれど供養だけはしたい」
そんな方でも、安心してご依頼いただけるように、宗派を問わず真心をこめた供養をご提供しています。
「供養だけ」「整理だけ」ではなく、必要なことをまるごと任せられる安心感。
それが、日本整理が選ばれる理由です。
当社では、お仏壇のご供養に関して、状況やご希望に応じた柔軟な対応を行っております。
単にお仏壇をお引き取りして供養するだけでなく、周辺の片付けや遺品整理、さらには特殊清掃・庭の管理まで含めた一括対応が可能です。
主なサービスは、以下のとおりです。
ご自宅やご指定の場所へ伺い、お仏壇を丁寧にお引き取りいたします。
その後、提携している寺院にて僧侶による読経を行い、供養証明書をご希望の方には発行いたします。
宗派を問わず対応しておりますので、菩提寺をお持ちでない方も安心してご依頼いただけます。
仏壇の搬出だけでなく、仏間や居室全体の整理・不用品の撤去を含む対応が可能です。
遺品整理や家財処分を併せてご依頼いただくことで、お仏壇の供養と住環境の整備を一度に行うことができます。
施設や空き家からの搬出にも対応しております。
・年4回、提携寺院にて合同供養を実施しております
・ご希望に応じて個別供養もご相談いただけます
・対象品は、お仏壇をはじめ、位牌・遺影・アルバム・へその緒・故人様の愛用品など多岐にわたります
「お仏壇の供養のみお願いしたい」「供養と片付けをまとめて依頼したい」など、ご要望に応じて最適なご提案をいたします。
まずはお気軽にご相談ください。
当社では現在、法律上の安全面および地域の環境規制により、お焚き上げのサービスは行っておりません。
複数の寺院に確認したところ、「ご供養(魂抜き)を済ませたお仏壇や遺品は、すでに“ただの物”となっているため、廃棄物として処分しても問題ない」とのご回答をいただいております。
当社ではご供養をきちんと行ったうえで、適正な方法で処理を行っておりますので、どうぞご安心ください。
当社では、お仏壇の大きさや作業内容に応じて、明瞭な料金体系をご案内しております。
お焚き上げや僧侶による読経を含めた「供養費用」と、ご自宅までの「出張費」**を合わせた金額が基本となります。
最も小型のお仏壇であっても、
20,000円(税込)+出張費5,000円〜 からのご案内となります。
これは、たとえ小さな仏壇であっても、供養のために僧侶による読経・お焚き上げ・供養証明書発行を一貫して行うため、一定の基本料金を設けさせていただいております。
※マンションの高層階やエレベーターのない2階以上のお部屋に設置してある場合、非常に搬出が難しい状態である場合は追加で料金を事前にご説明させて頂き、ご納得いただいてからの作業となります。
お仏壇以外にも、位牌・遺影・お手紙・アルバムなどを一緒にご供養することが可能です。
段ボール1箱(大きさはミカン箱程度) +5,000円 で承ります。
単品のものに関しては大きさやお品によりけりですが +5,000円~ とさせて頂いております。
お仏壇の供養とあわせて、
遺品整理
家財処分
特殊清掃
空き家整理
伐採・除草 など
を同時にご依頼いただく場合には、作業の効率化により割引対応が可能な場合がございます。お気軽にご相談ください。
これらの追加作業に関しては現場写真を送って頂きお見積りさせて頂く場合や現場にお伺いし現場調査をしてからお見積りをさせて頂く場合もあります。
日本整理では、対応可能なエリアを定めて、地域に根ざした丁寧なサービスを行っております。
以下の地図・地域一覧をご確認のうえ、まずはお気軽にお問い合わせください。
当社では、原則として以下の地図に示されたエリア内でのご依頼を承っております。
対応エリアは、以下の通りです。
埼玉県全域、栃木県南部、群馬県東部、茨城県西部、千葉県の一部地域
ただし、遺品整理や特殊清掃などの業務を同時にご依頼いただく場合には、エリア外でも柔軟に対応させていただくことがございます。
遠方のお客様でも、まずはお気軽にご相談ください。
営業範囲や対応の可否についてご不明な点がございましたら、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。
お電話または専用フォームにてご連絡をお待ちしております。
📞 お電話:070-1536-1229
(受付時間 9:00~18:00 / 年中無休)
仏壇供養に関するご相談・お申し込みは、お電話または下記のお問い合わせフォームより承っております。
「まずは話を聞いてみたい」「フォームは難しい」という方も、どうぞお気軽にお電話ください。
📞【お電話番号】070-1536-1229
(受付時間 9:00〜18:00/年中無休)
メールや文字でのやり取りがご不安な方も、お電話だけで受付・ご案内が可能です。
無理にフォームを使う必要はございませんので、ご安心ください。
フォームをご利用いただける場合は、下記より必要事項をご入力のうえ送信をお願いいたします。
「こんなこと聞いて大丈夫かな・・・!?」と思わずお気楽に何でも質問・相談を私たちにぶつけてください。
一生懸命親身に相談に乗らせて頂きますのでよろしくお願い致します。
電話でのご連絡はこちらからどうぞ! ⇒ TEL 070-1536-1229
Eメールで写真を添付される場合は直接以下アドレスからどうぞ!
⇒ keisuketakahashi007@gmail.com
群馬県板倉町。
関東平野の端に位置するこの町は、のどかな田園風景が広がる静かな土地です。
その田園を車でしばらく走った先、小さな山門が迎えてくれる古刹があります。
私たちはここで、定期的に仏壇供養を行っています。
ここ1か月ほどで市役所と福祉事務所から、合わせて数件の仏壇引き取りの相談がありました。
それに加えて個人からの直接依頼も。
こうして回収することになったのは、大小あわせて7基の仏壇。それぞれ別のご家庭から引き取られたものでした。
一軒ごとに事情は異なりますが、共通していたのは「そのまま捨てるのは忍びない」というご遺族や関係者の想い。
お仏壇には本来、位牌やお札が祀られることで意味を持ちますが、それ自体に魂が宿るわけではないと言われています。
とはいえ、長年にわたって故人やご先祖が祀られてきたその場所には、目に見えない「想い」が染みついているのです。
また、仏壇だけでなく、他にも様々な遺品がありました。
古いアルバムや遺影、位牌、へその緒、故人が愛用していたタオルやアイドル雑誌など…。
これらは一軒の家から出たわけではなく、それぞれの家で故人が大切にしていた品々です。
中には身寄りのない高齢者の遺品もあり、近隣住民の方や行政が手を尽くして整理を進めていたケースもありました。
こうした品々を一括して回収し、供養をお願いする流れは年々増えています。
高齢化社会の進行とともに、身内のいない方の死後対応を私たちのような業者が担うケースも多くなりました。
遺品整理は物理的な作業にとどまらず、心の整理でもあります。
仏壇とそれぞれの思い出の品々をトラックに積み込み、私たちは板倉町のお寺へ向かいました。
供養は、いつものように正装した住職によって静かに行われます。
小さな本堂に並べられた7基の仏壇と遺品たち。
住職は一つひとつに手を合わせ、丁寧にお経を唱え始めます。
社員全員も手を合わせ、それぞれの想いに耳を傾けながら静かに祈ります。
「どうか、心安らかに」
「たくさんの想い出をありがとう」
読経は10分ほどで終わりますが、その時間の中には多くの意味が込められています。
たとえ魂がすでに離れていたとしても、「人としての敬意」を形にする行為、それが供養なのです。
かつては、こういった仏壇や遺品は、お焚き上げという形で焼却されていました。
昭和初期までは、お寺の境内や火葬場でのお焚き上げは比較的普通の風景でした。
しかし、時代の流れとともに状況は大きく変わります。
昭和23年に消防法が制定され、昭和45年(1970年)には廃棄物処理法も施行。
以降、屋外での焼却行為には厳しい制限が課されるようになり、さらに平成以降には各自治体で野焼き禁止条例が整備されたことで、お焚き上げの実施は極めて困難になりました。
「今では、昔のように簡単に焼くことはできなくなりました」と、住職は語ります。
「ただ、供養というのは“焼くこと”ではなく、“心を込めること”。
読経を通してきちんと魂を送り出せば、あとはもう“物”です。
現代では、それを法律に則って適切に処理することが、いわば“お焚き上げの代わり”なんです」と。
確かに、読経が終わったあとの仏壇や遺品には、もはや“魂”は宿っていないのかもしれません。
それでも、そこにこめられた思い出や敬意を無視して雑に扱うことは、私たちにはできません。
だからこそ、最初から最後まで、一貫して丁寧に、敬意をもって接するよう心がけています。
現代社会では、効率やルールが優先されがちです。
しかし、そこに「人の想い」を置き去りにしてはいけないと、私たちは考えています。
お仏壇の供養という行為は、単なる儀式ではありません。
故人の人生を尊び、残された人の心を癒すための時間でもあります。
それが読経というかたちであれ、適正処理というかたちであれ、想いがこもっていれば、それは立派な供養なのです。
これからも私たちは、誰かの人生にそっと寄り添うように、丁寧に、真摯に仏壇供養を続けていきたいと思います。
おわり
※グーグルなどで検索すると、「お焚き上げは可能」などとお焚き上げの方法が記載されている場合もあります。
しかし、当社で最寄りの行政機関、消防署、警察などに確認をとったところ不可能ではないにせよ、お焚き上げを行うには極めて高いハードルを越えなければならないことはわかっております。
しかし伝統行事として近隣でも年末などに限定してお焚き上げを行っている寺院や神社はあります。
お焚き上げをご希望される方には申し訳ありませんがご理解のほどお願い申し上げます。
文 高橋啓介
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最初にお電話をいただいたとき、電話の向こうから聞こえたのは、か細く、それでいてどこか張り詰めたような女性の声でした。
今でもあの声は忘れられません。
今回のご依頼は、埼玉県久喜市周辺にお住まいの30代の女性からでした。
※現場は久喜市ではありません。敢えてぼかして書いております。
一度現場にお伺いしたとき、その方が玄関から出てきた瞬間、正直驚きました。
とても清潔感のある方で、まさかゴミ屋敷で暮らしているとは思えなかったからです。
ワンルームマンションの一室、ロフト付きのお部屋に一人暮らし。
最初は快適に暮らしていたそうですが、ある日を境に状況は大きく変わったと伺いました。
「トイレが詰まってしまったんです。でも、恥ずかしくて業者も呼べず、自分で無理やり流してしまって……」
そう彼女は話してくれました。
その結果、排泄物がユニットバスに逆流して床一面が排泄物でまみれてしまったとのことでした。
「トイレは近所の公衆トイレを使ってたんです。我慢できないときだけ、自宅のトイレに……」
そう語る彼女の声は、どこか自分を責めるような響きがありました。
徐々に生活は乱れ、片付けもできなくなり、気づけば家の中はゴミで埋め尽くされていたそうです。
台所はゴミ袋で山ができ、シンクは詰まり、水が一切流れない状態に。
極めつけは、外出中に水が出っぱなしになり、部屋全体が水浸しになってしまったこと。
濡れたゴミは腐り、悪臭が漂い、もはや手が付けられないほどの状態になっていました。
女性が生活できるのはロフトのみ。
ですがそこもすぐにゴミでいっぱいになり、やがて床が腐って抜け落ち、部屋中がゴキブリだらけになったと話してくれました。
「ゴキジェットでやっつけても、全然減らないんです」
誰にも家の中を見せられず、外出も人目を避けて、足音が消えるのを待ってからそっと玄関を開け、急いで外に出る……そんな生活を何年も続けていたと聞いたとき、私も思わず言葉を失いました。
「私はもう、この部屋で一生を終えるんだと思ってました」
ある日、マンションのオーナーから建物解体の知らせが届きました。
「引越し費用は出すので、退去してほしい」と。
「でも、今の状態でなんて渡せない。どうしたらいいか分からない……」
必死でネット検索をした女性は、当社・日本整理のホームページにたどり着いてくれました。
私が電話に出ると、彼女は震える声で事情を話してくれました。
「こんなに汚れてしまったトイレや浴槽、どうにかできますか?」
「本当に助けてほしいんです……」
そのとき私は、「大丈夫です。私たちがやります」と、心からお伝えしました。
「ここまでくるのに、本当に長かったんです……」
今回ご依頼をくださったのは、40代のお母様と20代後半の娘さんの二人暮らしのご家庭。
新居へのお引越しにあたって、「ゴミ屋敷」となってしまった現在の住まいの片付けと引越しを同時にご依頼いただいた案件でした。
お話を伺う中で、胸に迫るものがありました。
そして、私たちにとっても非常にやりがいのある仕事となりましたので、この場を借りてご紹介させていただきます。
最初にご連絡をいただいたのは、お母様ではなく娘さんのほうでした。
お電話口の声はとても小さく、どこか怯えたような響きを帯びていました。
「家の中が、もうどうにもならなくて……」
「片付けと引越し、どちらもお願いできるところを探していて……」
お話をうかがっていくと、状況は想像以上に深刻でした。
もともとはとてもきれいに暮らしていたというお二人。
しかし、お母様が職場で管理職に昇進され、仕事量が激増。
そして娘さんも社会人になり、それぞれに多忙な毎日を送るようになりました。
共にフルタイムで働きで帰宅時間もバラバラ。
唯一の休日も、寝るだけで精一杯の状態が続き、家の中の片付けや掃除がどんどん後回しになっていったのだそうです。
気が付けば台所のシンクにはタバコのフィルターが溜まり、洗い物も手を付けられない状態に。
お二人とも喫煙者ということもあり、室内の空気も重たく、換気もままならなくなっていきました。
家の中を近所に見られないよう、常に窓やカーテンは締め切っている。
家の中は換気をすることが出来ずつねに空気が淀んでいたとのこと。
キッチンもゴミだらけで調理するスペースもなく、食事はほとんどがコンビニ弁当。
そのゴミも片付けられないまま積み重なり、やがてゴミ袋の山がリビングや廊下を埋め尽くしていったそうです。
「ある時期から、ゴキブリが布団の中に出るようになって……」
娘さんは声を震わせながら話してくださいました。
ごみの山の中からハエが飛び交い、夜になるとゴキブリが天井から降ってくる。就寝中にも家の中はカサカサとゴミの中を這うゴキブリの足音や感触で目を覚ます日々。
それでも、どこかで「これは一時的なこと」と、自分たちを納得させようとしていたそうです。
けれども、心の奥ではずっと、「どうにかしなければ」と思っていたといいます。
今まで多くの見積現場にゆき、結構な頻度で見てきた後継。
それが親子喧嘩になります。
喧嘩と言ってももちろん殴り合いではなく、「口喧嘩」とか「言い合い」程度なのでご安心ください(;^_^A
親子ではない場合はガンコな高齢者 VS ケアマネさん/市役所の職員さんという感じになります。
何が理由で喧嘩しているかというと「片づける」か「片づけない」かになります。
今の高齢者、よく言う「昔の人」は物資不足の戦後の時代を生き抜いてこられた方で「物を大切にする」と言われたりします。
物を大切にすること自体は問題ないのですが、それがエスカレートすると家の中がものだらけ、食品が腐って異臭を放ってもそのまま放置して虫やネズミなどの小動物が発生する原因になってしまいます。
さらに高齢になると身体が弱くなりゴミ出しができないので家の中は比較的早期にゴミ屋敷化していくことになります。
そして久しぶりに帰省した息子さんや娘さんが家の中に入って腰を抜かしてしまうというのが私が見聞きする話となります。
当然、息子さん娘さんはご両親に家を片づけるように進言しますが、運が悪いことにそれが結構ガンコなご両親だったりすると家にたまったものを指さし、「これはうちの財産だ!」、「捨てるなんでもったいない!」、「俺がそのうちやる!」と押し問答になり、息子さん娘さんたちが途方に暮れることになります。
ましてや業者に頼むという話になると顔を真っ赤にして「そんな無駄なお金は使うな!」と怒り出す始末。
もうどうして良いかわかりません。
当社は10年この仕事をやってきて親子喧嘩の末に結局片づけることができず、片づけることができたのは結局ご両親が老人施設に入ったり、亡くなられてからということを目のあたりにしてきました。
結論を言いますと、「ボランティアの方に家の中を片づけてもらいましょう!」です。
そう、ボランティアです。
本当の本当に家の中のものが全てを財産と思っていない限り、これでかなりのご両親がOKを出します!
実際には息子さんや娘さんが料金をお支払いくださるのですが、ご両親にとっていざ【無料】ということが分かると心が動くようなのです。
高齢のご両親も本当は片づけたいと思っている方が多いのです。
本当は歩くのもままならないゴミ屋敷の部屋には住みたくない、
本当は生ごみが腐って異臭を放つ家には住みたくない、
本当はゴキブリやハエ、ましてやネズミがうろちょろする家には住みたくない、
本当はトイレが間に合わず排泄物がこびりついている床を歩きたくはない、
本当は粗相してしまった冷たくて、汚れたお布団の中で寝たくはないのです。。。。。
恐らくガンコなご両親は息子さんや娘さんに余計な面倒をかけたくない、経済的に負担を背負わせたくない親心が物凄くガンコな姿勢となって現れているのではないかと思います。
ある意味、我が子のことを思うからこその親心が見え隠れする部分ではあると思います。
なぜならば「無料」で「自身の子供に負担がない」ことが分かると「ならお願いしよう」になるからです。
ではどれほど【ボランティア】作戦で成功した事例があるかというと、ここ最近5年間で30件ほどは成功させているかと思います。
なぜここ最近5年間かといいますと、このボランティア作戦は今から5年ほど前(2019年)ころに思いついた作戦だからです。
そこからイメージではありますが、二か月に1度くらいのペースでガンコご両親案件がある度に息子さん娘さんなどのご協力のもと「ボランティアさんにお願いしましょう」と説得しながら話をすすめてきました。
もちろん全てが成功するわけではありませんし説得できなかった事例も何件もありますが、「絶対にダメ」から「考えてみる」に態度が軟化したりと一定の進展は見られたりしました。
因みに以下で紹介するYouTube動画はゴミ屋敷片付けに伴うトイレ清掃の動画になります。
実はボランティア作戦はここから始まりました。
ガンコなお父様を説得するために、この家の娘様から「ボランティア」として作業して欲しいと依頼されたのがきっかけになります。
いつも当社のホームページをご覧になってくださいまして誠にありがとうございます。
今回は当社の大きな事業の柱の一つである特殊清掃の会社案内が完成しましたので皆様に紹介したいと思います。
ご存じの通り、当社は2014年の開業以来(株式会社化は2016年)、遺品整理や家財処分の仕事を行ってきました。
また当時より孤独死現場の特殊清掃、ゴミ屋敷やペット屋敷、おしっこ入りペットボトル屋敷などの特殊現場の作業も数多くこなしてまいりました。
当初より会社案内はあったものの、通常の遺品整理や家財処分のほかにも「こんな現場もやっています!」程度の紹介でしかありませんでした。
もともとゴミ屋敷などの片付けは同業の中でも多いほうだったにもかかわらずあまり積極的な広報活動はしておりませんでした。
しかしながら市役所さんや包括支援センターさん、社会福祉協議会さんをはじめ、特に不動産管理会社系の会社様より特殊清掃に特化した会社案内をご要望されることが多くなったため、皆様のご要望にこたえるべく作成させて頂きました。
私は今まで依頼されて10回ほど講演会をさせて頂いてきたことがあります。
そこで必ず尋ねられたのが「どうやって業者を探せばよいか分からない」というもの。
実際、遠方に住む私の親族や友人からも問い合わせを受けることもあります。
確かにこの片付け業界の人間は海千山千のよくわからない人が多い。
グーグルで検索してヒットした業者がなんとなく良い感じがしたので電話したら話し方が乱暴だったり、見積に来てくれた業者さんが無精ひげがのび、汚れた服装、ぼさぼさの髪のおじさんがだったりして「正直家に上げたくなかった・・・・」という話もお客様から聞くこともある。
見積の最中に家の中でタバコを吸われたというあきれるような体験をされた方もおり、これらは業界あげて何とかしなくてはならない問題なのかとも思う。
今回は多くの方が悩む業者選びに関して一つ有益と思われる情報を皆さんにお伝えできればと考えております。
私はこの遺品整理・特殊清掃などの仕事を始めて10年になり、年間300件近い案件をこなしております。
お得意先も市役所、社会福祉協議会、地域包括支援センター、不動産業者、大家さん、弁護士、司法書士から警察まで多岐にわたります。
たくさんの業種の方からたくさんの遺品整理・特殊清掃のお仕事を頂いており、「ここに尋ねればかなりの精度でよい業者さんを紹介して頂ける」というのは経験上自信を持って皆さまにお伝えできる立場にあるのではないかと自負しております。
結論はまっ先にお伝えしますが、最後までお読みくだされば何故私がそこを業者紹介の場所としてお勧めするのかがより詳しくわかって頂けるものかと思います。
もう答えを言ってしまいましたが、もうちょっと詳しく言うと問い合わせる先は市役所の高齢介護課や生活保護担当をしている福祉関係の部門になります。
地域によって呼び方は違いますが、「高齢介護課」「生活支援課」「社会福祉課」といった名前になっている場合が多いです。
よくわからないときは市役所の代表番号に電話して「生活保護関係か高齢福祉関連の部署につないでください」と伝えれば大丈夫です。
この市役所の生活保護関係の部門に問合せ、業者を紹介して欲しいと伝えれば積極的ではないにしろ業者を紹介してくれたり、アドバイスをしてくださったりします。
「積極的ではない」というのは市役所さんは業者を紹介する場所ではないからです。
むしろ公平公正を保つためには業者を紹介しないというのが基本姿勢です。
なのでちょっと渋られることもありますが、「せっかく頼って問合せをしてくださる市民のお願いを無下に断ることもできない」とのことで教えてくださったりします。
市役所の福祉関係の部署は独りで生活が困難になったかたを介護施設の入所を手助けしたり、それに伴いそれまで住んでいた方の家財を処分したりする業者手配をしたりしています。
高齢化社会のためかそのような方は非常に多く、当社も毎月数多くのお仕事を市役所さんから直接、間接的に頂きこなしてきております。
そして市役所さんのお仕事は基本3社の合い見積もりで業者選定が行われる。
当社も勝つことも多いですが、当然負けることもあります。
市役所さんはそんな遺品整理や家財処分の片付け業者を数多く抱えておりリスト化しているのです。
リスト化された業者たちは市役所さんに①見積金額の優位性、②作業の質、③対応に問題がないかなどを常にチェックされることになります。
当然、見積金額が高すぎたり、作業の質が悪かったり、対応に問題あるような業者は常にリストから外され、新しい業者を入れたりとシャッフルされ続けることになります。
当社もリストから外れないように毎回見積は慎重に、挨拶や服装もしっかりし、作業の質の向上するよう頑張りつづけなんとか10年リストから落っこちずに頑張ってきております(;^_^A
そうやって市役所さんにはたくさんの業者さんのうち、頑張っている業者さんが名簿にのこっていくことになります。
つまり市役所さんが紹介する業者にはまずもって変な業者はいないと考えてよいでしょう。
これらが私が市役所さんを推す理由になります。
【※注 すべての固有名詞は仮名となり、市町村名などは全てフェイクとなります。】
夕方電話が鳴った。
スマホの画面には「佐藤様 栃木市 遺品整理」という名前が表示される。
はめていた手袋をとり慌てて電話にでる。
「田中と申します。」と女性が名乗った。
女性の名前は登録されている名前と違った。
「数年前ですが妹の遺品整理をお願いしたものなのですが、また家財処分をお願いしたくてお電話させて頂きました。」
仕事柄一般のお客様のリピーターさんはあまり多くないが、リピーターさんが来られるということは前回のお仕事に満足して頂けたという事。
リピーターさんには感謝しかない。
しかしスマホに登録されている名前と今お客様本人が名乗っている名前が違う。
どうしてもお客様の顔が思い出せない。
思い出せないながらも、お客様にご住所を伺い、お見積りにお伺いする日を決めた。
約束した時間に指定された住所に到着しインターホンをならす。
扉を開けたお客様のお顔には確かに見覚えがあった。
私の一瞬戸惑った表情を察したのか、一通り挨拶を済ませた後にお客様が事情を説明してくださった。
お客様は再婚されたことで苗字がかわっていたのだ。
元夫とは十数年前に死別しており、元夫と生活していた家の片付けを現在の夫に手伝わせるのは申し訳ないと思い週末を利用して一人で家を片づけていたとのことだった。
家の中をからっぽにしたら売りに出すとのことだった。
しかし、20年以上住んでいた家には物が多すぎてとても一人で片づけるのは容易ではなく、数年前に妹さんの遺品整理で利用した当社を思い出し連絡をくださったとのことでした。
家にはお客様と元夫、娘さんと息子さんの4人で住んでいたとあってかなりの物量だ。
部屋数も6つもありどの部屋にも大型の家具が備え付けられている。
処分せずに小山市にあるご実家に持っていくという荷物には《処分しない!》と書かれた張り紙がしてある。
元夫の遺影や位牌、娘さんの持ち物、アンティーク風の3人掛けソファ、製造年の新しいテレビ、アルバムや未使用の洗濯用洗剤などなど。
どれも未使用品や高額なもの、思い出の品だった。
そんな中に一つ違和感を覚えるようなものに《処分しない!》の張り紙がはってあった。
それはリビングに置いてある非常に古いタイプのファックスや留守番電話機能のある複合電話機。
100年昔のアンティークの電話機というわけではなく、10数年昔の単に古いだけの電話機。
しかも手垢けっこう薄汚れている。
正直言って「何のためにこんな電話機を取り置きしておくんだろ」と思った。
その後、帰社して御見積書を作成。
お見積りを提示するとそのまま当社にお任せいただけることになった。
作業は順調にすすんだ。
お客様が事前にどれを残し、どれを捨てるかはっきりしていてくれたお陰で非常に作業はしやすい。
たまにお客様がお茶の差し入れに現場に来てくださり、非常に和やかな雰囲気のなかの仕事。
物量がともかく多く全ての作業を終了させるのに合計3日かかった。
作業の最中はお客様はずっと屋内におり作業を見守っていた。
思い出の品と最後の別れの挨拶をしているようだった。
壊れたおもちゃから、プラモデルから仕事の道具まで全てのものに思い出が詰まっており、全てが思い出の品だ。
たまに思い出したようにものを手に取り思い出話をしてくださった。
作業2日目に入るとリビングにあったものが全てなくなり、そこに《処分しない》と書かれた家具や家電などを一か所にまとめた。
《処分しない》ものが多いと導線の邪魔になったり、間違って捨ててしまわないか何かと気を遣う。
これでようやっとのびのびと片付け作業を行うことができる!
一気に片付け作業がはかどりだした。
いつも当社のホームページをご訪問してくださりありがとうございます。
今回は当社のパンフレットが最新版になりました。
宜しければ添付PDFファイルをご覧いただければと思います。
また、ダウンロードして印刷して頂くことも可能です。
皆様でぜひとも回覧してくださいませ!(^^)/
「今住んでいる団地の外壁修繕があり、外から家の中が覗かれてしまうので至急お願いします。」
電話の声は若い感じの女性だった。
話を聞くと家の中は酷いゴミ屋敷状態とのこと。
仕事が忙しく、朝早く夜遅い生活ですっかり家の中を片づけることができなくなってしまったとのこと。
お客様は大手の企業に勤めるキャリアウーマンだった。
作業を急いでほしいというのには理由があった。
今住んでいる団地の外壁修繕で建物全体に足場がかけられ作業員がいつでも家の中を覗ける状態になってしまったとのこと。
しかも外壁塗装の作業は数日後に迫っている。
家の中を見られない為にも一刻も早く作業をして欲しいとのことでした。
その日の昼過ぎには現場を抜け出しお客様宅にお伺いした。
※今回もいつもの通り若干のフェイクを加え個人情報に配慮しながら大筋で事実通りお伝えしていきたいと思います。
※この現場の動画はこの記事の一番下に置いておきます。宜しければご覧くださいませ。
※動画撮影・YouTube投稿・当社ホームページでの利用全て許可を得ております。
建物全体に足場が組まれた団地に到着し、お客様の扉のインターホンを鳴らす。
すぐにお客様が出てきて玄関があいた。
「あれ!?」 すごくこざっぱりと綺麗な感じな玄関であり事前に伺っていた「ゴミ屋敷」とは違った。
私の戸惑った表情を察したのか、「奥がすごいんですよ!」とお客様。
玄関だけは誰かが来た時のために何とか綺麗に保っているとのことだった。
玄関入ってすぐのキッチンから「これとこれを処分して欲しい」といくつも処分するものを伝えながら奥の部屋に向かう。
「ここです・・・。笑わないでください・・・・。」
重い引き戸をけるとそこ一面にタバコのフィルターとゴミが部屋一面に積みあがっていた。
部屋の中は非常に強いタバコ臭で一歩歩くごとにタバコの灰が舞い上がる。
通常のサージカルマスクしかしておらず、マスクを突き抜けて強いタバコ臭が肺に入る。
私は今でこそタバコをやめてしまったが、20年以上タバコを嗜んでいたこともありタバコの臭いには耐性があると思っていたが、この現場のタバコ臭はケタ違いだった。
見るとベッド脇には私の腰の高さほどもあるタバコの吸い殻が積みあがっている。
小さなタバコのフィルターがこの高さまで積みあがるには何年かかるのだろうかという思いが一瞬頭をよぎる。
部屋の入口に立つお客様が「この部屋を完全にからっぽにしてください。全てを捨ててください。」と言った。
現場には特殊なマスクをいくつも持参した。
通常のサージカルマスクでは肺が持たないことは見積時点で分かっていた。
社員には別の部屋をまかせ私がタバコ部屋を担当した。
通常一番汚れている部屋は私が担当する。
特殊なマスクのおかげでたまにむせる程度で作業は順調にすすんだ。
床のゴミをある程度ゴミ袋につめ、ベッドを解体する。
ベッドの下にもゴミが大量にある。
それらを取り切ったところでベッドの枠を撤去。
すると枕元に高く積まれていたタバコのフィルタが零れ落ちる。
あらためて凄い高さなのを実感した。
タバコの吸い殻が大量にある家は正直珍しくない。
しかし、ここは別格だった。
スコップでタバコの吸い殻をすくいとり袋詰めする。
スコップで救い上げるたびに大量の灰が舞う。息を殺しながらの作業だ。
たまにマスクの隙間から灰が入り込みむせびながらも作業は順調にすすむ。
そんな地味な作業を数時間続けようやく部屋の中は片付いた。
吸い殻を集めた袋は一体何袋になったのか正直分からない。
数えていなかったし、そんな余裕はなかった。
電話に出て一通り挨拶を交わすと最初に伝えられた言葉が「大至急ゴミ屋敷の部屋を引越してください!」だった。
一瞬何をどうして欲しいかが呑み込めず「ゴミ屋敷の引越しですか?」と聞き返してしまった。
女性の話を要約するとこうだった。
今住んでいる部屋の退去が2日後に迫ったが、全く引越しの梱包作業が進まずどうしてよいか分からないとのことだった。
部屋は腰のあたりまでゴミが積みあがっており、重要な書類やアクセサリー類が埋もれており、そのまま全てを捨てることができないとのことでした。
2か月以上前に引越し業者数社に問合せしたものの全ての業者からは断られ、見積に来た業者も部屋の中をみるなりちょっと小ばかにするような笑みを浮かべられたりと散々な目にあったとのことでした。
今回はこの女性宅の引越しについてお話しようと思います。
※ブログにする許可は頂いております。
※写真の掲載はNGとなっております。
※使用されている写真は別の現場の写真、もしくは有料素材サイトから購入したものになります。
いつもの通り若干のフェイクを加えつつ話が事実と大幅に変わらないようにお伝えしていきたいと思います。
お客様宅に到着すると外で20代の女性が出迎えてくれた。
2月末でかなり寒い日だったにも関わらず約束した時間よりずいぶん前からマンション前で立って待っていたようで女性は耳が真っ赤になっており、震えていた。
人の出入りを気にしながら自室の扉前に案内する姿にいつも辛い思いをされながら暮らさていたのだろうと思った。
周囲を気にしながらドアを開ける。
開けた瞬間に扉の外にゴミがこぼれる。
それを慌てて部屋の中に投げ入れる。
「さ、早く!」 慌てて室内に入った。
ゴミは腰のあたりまであるとのことだったが、女性の身長でも膝丈より上くらい。私の身長でいえば膝丈より下くらいにしかゴミはなかった。
「この物量ならなんとかなるな・・・・。」そう思いながら部屋の中を見渡す。
「この部屋の中のゴミを片付けながら、必要なものをより分けて引越しするのでしょうか?」
「いえ、この部屋にあるものを全て契約してある別の家に持っていきたいのです。」女性が答えた。
聞くと仕事上の重要な書類や大切にしていたアクセサリーがゴミの中に入っておりそれらは捨てるわけにはいかないとのこと。
次の家にゴミごと全てを運びそこで仕分けをされたいとのことでした。
仕事から疲れ果てて帰ってきて書類やらを置きっぱなしにして、それがだんだんとゴミに埋もれて行ってしまい非常に困っているとのことでした。
また、指輪やネックレスはお風呂に入る時に外して、適当な場所におきその後転がったりしてゴミの隙間に入ってしまったとのことでした。
「これら全てを段ボールに入れて運ぶと大変な量になりますよ。踏まれて圧縮されているゴミが膨らんで数倍になりますから次のお部屋に入らない可能性もあります。」
そう伝えると次の家はワンルームではなく2DKにしたと伝えられた。
退去日が間近であり、ともかく早く作業して欲しいとのことでした。
部屋の中を見渡す。
ワンルームとは言え、膝丈下のゴミが積もっており収納にも物が詰まっている。
小型家具やベッド、冷蔵庫、洗濯機もありワンルームにしてはかなりの物量になる。
お客様からの依頼で部屋にある小型のものはゴミも含めて全て段ボールに詰めてほしいとのことでした。
ゴミ屋敷になっているので種類別に段ボールに入れるわけにもいかない。
段ボールには台所にあったもの、浴室のもの、玄関付近のもの、ベッド脇など箱詰めしたものがおおよそどこら辺にあったのかを記載して欲しいと話が合った。
そうすれあなんとなく何がありそうなのかイメージができるかもしれないとのことでした。
必要な段ボールの数、投入するスタッフ、作業時間を考えてお客様にお見積りを提示した。