
こんにちは。
孤独死や遺品整理、特殊清掃を行う専門業者の(株)日本整理の髙橋です。
今回は、上尾市近郊のマンションで発生した孤独死に伴う特殊清掃のご依頼についてご紹介します。
近年、孤独死は決して珍しいものではなくなりつつあります。
特に高齢者の一人暮らしが増える中で、こうした悲しい現場が年々増加しています。
この記事では、実際の現場で起こった出来事をもとに、特殊清掃の重要性と対応の流れをお伝えいたします。
■ 通報のきっかけは“強烈な悪臭”――マンション全体に広がった異変

現場は、上尾市近辺にあるマンションの4階でした。
お亡くなりになっていたのは70代の男性で、一人暮らし。
連日の猛暑の中、死後わずか1週間ほどで腐敗が急速に進行し、室内から発生した悪臭が1階のエントランスまで届いてしまうほどに。
悪臭に気付いたマンションの住人から通報が入り、室内でご遺体が発見されました。
■ 息子さんからのご連絡――“父の部屋がゴミ屋敷になっていたなんて…”

当社にご依頼くださったのは、故人のご子息でした。
「数年ぶりに父の住まいに来てみたら、あまりにもひどい状態で……」と、大きなショックを受けておられました。
お見積もりのため現地に伺うと、エントランス付近ではすでに臭いは軽減していたものの、玄関前ではガムテープで塞がれていた隙間からわずかに異臭が漏れ出していました。
管理人の方の応急処置だったようです。
1枚、また1枚とガムテープを剥がしていくたびに、室内から漏れる臭気はどんどん強まり、玄関ドアを開けた瞬間、強烈な「孤独死臭」**が一気に押し寄せてきました。
※孤独死関連の当社ページに行かれる場合はここをクリックお願いいたします。
■ 想像を超える現場の実態――“人が住むには過酷すぎる部屋”
部屋はワンルームでありながら15畳ほどある広い間取りでした。
ゴミが天井まで積まれているような“典型的なゴミ屋敷”ではないものの、室内は相当な汚れと異臭で満ちていました。
- 床一面に広がる生ゴミと、そこから発生する大量のハエ
- ペットボトルの中身はほぼすべて尿で、ラベルと色で判別可能
- 焼酎の4Lボトルに入れられた尿が多数
- 部屋の奥には大便が入った大きなバケツ
- トイレの扉はゴミでふさがれ、使えなかった形跡あり
- 亡くなられた場所はゴミの上で、体液が大量に染み込んでいた
部屋に入ってからわずか20分間の確認でも、防護マスクは汗でずぶ濡れになり、効果を失うほどの悪臭でした。
■ 即日対応――壮絶な特殊清掃の開始
お見積もりをご提出したところ、「今すぐにでもお願いしたい」とのご要望をいただき、スケジュールを調整し、最短で作業を開始しました。

- エレベーターは養生処理を施し、体液の付着物は階段で搬出
- ゴミ・家財の撤去には丸2日間を要し、その都度マンション共有部の清掃も実施
- 酷暑の中での作業は過酷を極め、防護服の中で熱中症寸前になるスタッフも

赤い枠の中が排泄物で満たされたバケツになります。
バケツに入った大便は、詰まりを防ぐためザルで濾しながら慎重にトイレへ。
“視覚・嗅覚ともに強烈”な作業でしたが、トラブルを避けるためには欠かせない大切な工程です。
■ 完全な消臭へ

家財をすべて撤去したあとは、徹底した消臭・除菌作業に移行します。
- 体液が染み込んだ床材・壁紙の撤去
- 特許取得済の「全花連方式(花輪式完全消臭)」を採用
- 薬剤を数工程で使用し、部屋全体に強力なオゾン・消臭成分を噴霧
- 最終的には「シューカットドムス」による防護下での仕上げ作業
長年蓄積された臭気と体液が混ざった空間でも、完全な消臭に成功しました。

■ お客様の声――「ようやく悲しむことができるかもしれない」
作業完了後、ご依頼主のご子息にご確認いただいたところ、
「まったく臭いがしない、信じられない」と大変驚かれていました。
そして、「これまでずっと、近所の方にも気を遣っていた。父が亡くなってから悲しむ暇もなかった。ようやく少し、気持ちの整理がつけられるかもしれません」と、涙ながらに語ってくださいました。
■ 上尾市近辺での特殊清掃・孤独死対応はお任せください
孤独死は突然起こり得る現実です。
そしてその後始末は、ご家族や遺族の方だけで対応するにはあまりに過酷です。
当社では、上尾市・桶川市・北本市・さいたま市など、埼玉県全域で特殊清掃・遺品整理を行っております。
孤独死やゴミ屋敷、体液清掃、異臭対応など、どんなに過酷な現場でも秘密厳守・即日対応・見積もり無料でお受けいたします。
文 高橋啓介
以下のバナーをクリックしてくださると、当社の孤独死やそれに伴う特殊清掃のページに進むことが出来ます。
宜しければご覧くださいませ。
関連ブログ&動画
体液の付着した畳(タタミ)や布団の撤去費用に関して
畳(タタミ)やお布団だけの撤去をご希望の方からの連絡が定期的にあります。
孤独死現場の遺品整理は高額になることが多いため、ご家族で何とかしようという方が多いのも事実です。
しかしながら、畳や布団は体液が染み込み、非常に重量物になったり、あまりの悪臭に一般の方では手を付ける事すらできず、どうしても撤去や処分を行えないものもあります。
参考になるかもしれませんので宜しければご覧くださいませ。
作業実績(YouTube動画)
この動画は年齢制限が設けられている為、リンクから直接YouTubeにてご視聴くださいませ。
この動画は年齢制限が設けられている為、リンクから直接YouTubeにてご視聴くださいませ。
孤独死関連ブログ
当社の会社案内はこちら↓からダウンロードしてくださいませ

◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆
当社は家の中のお片付け、ゴミ屋敷片付け、遺品整理を埼玉県、茨城県、栃木県
群馬県、東京都を中心に行っております。
ご用命ありましたら、こちらまでお電話くださいませ。
また、お問い合わせフォームやメールからの連絡も受け付けております。


片付けに関することであれば何でも結構です。
「こんなこと聞いて大丈夫かな・・・!?」と思わずお気楽に何でも質問・相談を私たちにぶつけてください。
一生懸命親身に相談に乗らせて頂きますのでよろしくお願い致します。

Eメールで写真を添付される場合は直接以下アドレスからどうぞ!
⇒ keisuketakahashi007@gmail.com
株式会社 日本整理
本社 茨城県古河市本町4-9-2
さいたま営業所 さいたま市西区三橋6-1738-8
群馬営業所 群馬県板倉町西岡新田256-3
草加営業所 埼玉県草加市新栄2-10-2
倉庫 久喜市・館林市
代表取締役 尾上明子(おのうえ・あきこ)
◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆