長い間そばにいてくれた人形やひな人形、ぬいぐるみ。幼い頃に遊んだお人形や、毎年飾っていた五月人形、贈り物として大切にしてきた西洋人形やフィギュアなど、人の形をした物には特別な思いが宿るものです。
「ただのモノ」としては捨てられない------そんなふうに感じている方は少なくありません。
人形供養とは、そうした「思い出が詰まった人形」や「役目を終えた雛人形」「手放すことに迷いのあるぬいぐるみ」などを、感謝の気持ちを込めて丁寧にお見送りするための供養です。
ただゴミとして処分するのではなく、魂を慰め、長年の役目に感謝しながら天に還す行為といえるでしょう。
日本では古くから「物には魂が宿る」と言われてきました。
特に人の形をしたものには、「念(おもい)」や「気」が宿りやすいと考えられ、粗末に扱うことに対して罪悪感や不安を抱く方も多くいらっしゃいます。
顔のある人形を袋に入れてゴミに出すことに抵抗を感じる、処分しようと思っても手が止まってしまう-----そうした声は多く、現代においても人形供養への関心は高まり続けています。
また、ひな人形や五月人形は「子どもの健やかな成長を願う」意味を持つ大切な縁起物です。
子どもが成長して飾らなくなったあとも、「今までありがとうございました」と感謝の気持ちを込めて手放したいというご家庭が増えています。こうした節目に人形供養を選ばれる方が多いのは、ご家族にとっても「心の区切り」となるからです。
さらに近年では、アニメキャラクターやゲームのフィギュア、愛着のあるぬいぐるみ、さらには等身大ドールなどにも供養のニーズが広がっています。
人形供養は、単なる「処分」ではなく、「ありがとう」「さようなら」を形にする、日本人ならではの丁寧な心の習慣なのです。
このページでは、人形供養を検討している方に向けて、供養の意味や流れ、よくあるご質問、供養可能な品目などをわかりやすくご案内いたします。
大切な人形を安心してお任せいただけるよう、心を込めてお手伝いさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
代表取締役 尾上明子
✔「人形やひな人形を処分したいけれど、顔があると思うとそのまま捨てるのは気が引ける…」
✔「どこに相談すれば人形を供養してくれるのか分からない」
✔「子どもが成長して飾らなくなったひな人形がそのまま押し入れにしまってある」
✔「ぬいぐるみやフィギュアなど、思い出の品を手放すのに罪悪感がある」
✔「遠方に住んでいて、自分で神社やお寺に持ち込むのが難しい」
このようなお悩みをお持ちの方は、決して少なくありません。
とくに現代では、住宅事情やライフスタイルの変化により、思い出の品をずっと持ち続けることが難しくなっています。
日本整理では、ただ「処分する」のではなく、大切な人形やぬいぐるみに“感謝とお別れ”の気持ちを込めたご供養をお手伝いしています。
ご住職による読経、真心を込めた供養を通して、「ありがとう」を形にする機会をご提供しています。
どうしていいか分からず迷っているその時こそ、どうぞお気軽にご相談ください。
心に寄り添うご対応を大切にしています。
「人形供養はお寺に持っていくしかない」と思われている方も多いかもしれません。
しかし、当社・日本整理は、10年以上にわたり遺品整理や特殊清掃の現場で数多くの「思い出の品」と向き合ってきた専門業者として、人形やひな人形、ぬいぐるみといった品々に宿る想いや供養の必要性を深く理解し、実務の中で一つひとつ丁寧に対応してまいりました。
以下のような理由から、多くのお客様にご依頼いただいております。
市役所や包括支援センター、福祉施設などからのご紹介やご依頼も多く、信頼をいただいていることが私たちの大きな強みです。
ご家庭はもちろん、施設内での対応にも慣れております。
お寺や一般の業者では対応が難しい、「人形が大量にある場合の仕分け整理」や「お部屋まるごとの片付け」「思い出の品の分別」「ご自宅内での搬出作業」なども、当社で一貫して対応可能です。
人形やひな人形、ぬいぐるみの供養はもちろん、アルバムや手紙など処分に迷う思い出の品々も、供養と整理をセットで安心してご依頼いただけます。
読経は、提携するお寺の僧侶にしっかりお願いし、宗派を問わず合同供養を行っております。
ご希望の方には供養証明書の発行も可能(追加料金+2,500円)ですので、後から「きちんと供養した」と安心していただけます。
私たちは葬儀業ではないからこそ、形式に縛られすぎず、お客様一人ひとりのご事情に合わせた柔軟な対応ができます。
たとえば、空き家の片付け+仏壇・お人形供養、特殊清掃と同時の供養など「片付け+供養」の現場型サービスを強みとしています。
「菩提寺がない」「宗派がわからない」「信仰はないけれど供養だけはしたい」
そんな方でも、安心してご依頼いただけるように、宗派を問わず真心をこめた供養をご提供しています。
当社では、お人形のご供養に関しても、お客様の状況やご希望に応じた柔軟な対応を行っております。
大切にされてきた人形・ぬいぐるみ・こけし・雛人形・西洋人形など、形や種類を問わず、真心を込めて丁寧に供養いたします。
単なる回収だけでなく、取り出しが難しい場所(押し入れの天袋や収納棚など)からの搬出や、人形が入っていたタンス・サイドボードなどの処分にも対応可能です。
少量のお人形の場合は、郵送によるお預かりも承っております。
ご自宅やご指定の場所へ訪問し、人形を丁寧にお引き取りいたします。
その後、提携している寺院にて僧侶による読経を行い、供養証明書を発行することも可能です。
宗教・宗派を問わずご対応いたしますので、どなたでも安心してご依頼いただけます。
人形の搬出と同時に、保管していた家具類(タンス・飾り棚・収納ケースなど)の処分もご依頼可能です。
押し入れや天袋などの高所・狭所からの取り出しや、ご高齢の方・一人暮らしの方にもご利用いただきやすいよう、専門スタッフが対応いたします。
量が少ない場合や遠方のお客様には、郵送にて人形をお送りいただくことも可能です。
受け取り後は丁寧に保管し、他のお品とあわせて合同供養を行います。
供養完了後には、ご希望に応じて証明書を郵送いたします。
・年4回、提携寺院にて合同供養を実施しております
・お預かりした人形等に関しては当社栃木県栃木市にある古民家にて一定期間保管致します
・対象品は、お仏壇をはじめ、位牌・遺影・アルバム・へその緒・故人様の愛用品など多岐にわたります
「お仏壇の供養のみお願いしたい」「供養と片付けをまとめて依頼したい」など、ご要望に応じて最適なご提案をいたします。
まずはお気軽にご相談ください。
当社では現在、法律上の安全面および地域の環境規制により、お焚き上げのサービスは行っておりません。
複数の寺院に確認したところ、「ご供養(魂抜き)を済ませたお仏壇や遺品は、すでに“ただの物”となっているため、廃棄物として処分しても問題ない」とのご回答をいただいております。
当社ではご供養をきちんと行ったうえで、適正な方法で処理を行っておりますので、どうぞご安心ください。
お客様よりお預かりしたお仏壇や供養品は、当社が取得した築90年の古民家にて大切に保管しております。
この古民家は、栃木県栃木市の田園風景に囲まれた静かで落ち着いた場所にあり、時の流れを感じさせる温もりある空間です。
厳かな雰囲気の中で、お預かりした品々を一時的に安置し、一定数が揃った段階で、寺院にてご住職による読経とともに、心を込めてご供養いたします。
ご自宅にあるひな人形や日本人形、ぬいぐるみなどを、郵送にて供養したいという方のために、当社では段ボールの大きさに応じた明確な料金設定をご用意しております。
大切なお人形に「ありがとう」の気持ちを込めて、丁寧にご供養させていただきます。
※供養証明はご依頼があった場合のみ有料(+2,500円)で対応いたします。
・送料はお客様のご負担(元払い)にてお願いいたします。
※着払いで送付された場合は、受け取りをいたしかねますのでご了承ください。
・段ボールやレターパックの中身が破損しないよう、緩衝材(新聞紙・プチプチ等)を使ってしっかりと梱包してください。
・重量は一箱につき15kg以下として頂けますようご協力をお願いいたします。
・供養完了後は、原則そのまま処分とさせていただきます。
どうしてもご返送をご希望の場合は、事前に必ずご相談ください。
※以下のようなものは、安全管理上の理由により同梱をご遠慮ください。
食品・生もの・水分を含むもの(腐敗・カビ発生のおそれがあるもの)
刃物・工具類・カッターなどの危険物
スプレー缶・アルコール類・洗剤などの薬品類
ライター・電池・花火などの可燃性・発火性のあるもの
これらが含まれていた場合、安全確保のため受け取りを拒否させていただく場合がございます。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
当社では、郵送での供養が難しい方や、大量・大型の人形をお持ちの方のために、ご自宅までの出張引き取りサービスを行っております。
雛人形一式、ガラスケース入り人形、大型ぬいぐるみなど、梱包や持ち運びが難しいものもお任せください。
ただし、出張対応には下記の通り別途料金が発生いたしますので、あらかじめご確認のうえご相談ください。
・高齢の方や一人暮らしで「梱包・発送が難しい」
・雛壇付き・ガラスケース付きなど「大型で郵送できない」
・人形だけでなく「家全体の整理・不用品処分」も一緒に依頼したい
・仏壇・遺品・人形など「まとめて供養してほしい」
・どのような品物を供養されるか、事前に写真やリスト等でご共有ください。
・ガラスケース入り人形の場合、搬出時にケースを分解させていただく場合がございます。
・ガラスケース本体は、供養まで当社で保管いたしますが、供養当日に再度組み立てて人形を中に戻すサービスは行っておりません。
・雨天・夜間・高所作業など特殊な環境では、別途作業費が発生する場合がございます。
・出張対応は地域限定となります。対応可能エリアについてはお問い合わせください。
日本整理では、対応可能なエリアを定めて、地域に根ざした丁寧なサービスを行っております。
以下の地図・地域一覧をご確認のうえ、まずはお気軽にお問い合わせください。
当社では、原則として以下の地図に示されたエリア内でのご依頼を承っております。
対応エリアは、以下の通りです。
埼玉県全域、栃木県南部、群馬県東部、茨城県西部、千葉県の一部地域
ただし、遺品整理や特殊清掃などの業務を同時にご依頼いただく場合には、エリア外でも柔軟に対応させていただくことがございます。
遠方のお客様でも、まずはお気軽にご相談ください。
営業範囲や対応の可否についてご不明な点がございましたら、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。
お電話または専用フォームにてご連絡をお待ちしております。
📞 お電話:070-1536-1229
(受付時間 9:00~18:00 / 年中無休)
仏壇供養に関するご相談・お申し込みは、お電話または下記のお問い合わせフォームより承っております。
「まずは話を聞いてみたい」「フォームは難しい」という方も、どうぞお気軽にお電話ください。
📞【お電話番号】070-1536-1229
(受付時間 9:00〜18:00/年中無休)
メールや文字でのやり取りがご不安な方も、お電話だけで受付・ご案内が可能です。
無理にフォームを使う必要はございませんので、ご安心ください。
フォームをご利用いただける場合は、下記より必要事項をご入力のうえ送信をお願いいたします。
「こんなこと聞いて大丈夫かな・・・!?」と思わずお気楽に何でも質問・相談を私たちにぶつけてください。
一生懸命親身に相談に乗らせて頂きますのでよろしくお願い致します。
電話でのご連絡はこちらからどうぞ! ⇒ TEL 070-1536-1229
Eメールで写真を添付される場合は直接以下アドレスからどうぞ!
⇒ keisuketakahashi007@gmail.com
こんにちは。
日本整理の髙橋です。
当社は遺品整理やゴミ屋敷片付け、孤独死現場の特殊清掃などを行う専門の片付け業者です。
6月のある夕方、仕事を終えて会社を出た午後6時.....
一本の電話が、私たちのスマートフォンに鳴り響きました。
電話の相手は、40代とおぼしき女性。
「今からでも見積り、お願いできますか…?」と、遠慮がちに、しかし切実な様子で語られました。
状況をお聞きすると、栃木県小山市(※個人情報保護のため地名は変更しています)にあるアパート1階のお部屋が、長年放置されたゴミ屋敷状態で、さらに水漏れ被害も起きているとのこと。
現場が近かったため、私(高橋)と尾上の二名で、急きょ見積もりに向かうことにしました。
実はここ数年、
「急きょ見せなければならなくなった」
「今すぐ来てほしい」といったご依頼が増えています。
この日のお客様も例外ではなく、
「明日の朝9時半に大家さんが点検に来ることになった」という緊急事態でした。
しかも原因は、2階の壁から水が漏れており、その真下に住むご本人の部屋に水が降ってきているとのこと。
「でも家の中がゴミだらけで、とても見せられない…」
この状況に、どうしていいかわからず2年が経ってしまったといいます。
現地に到着後、お客様と目立たない場所で合流。
涙ぐみながら「どうしてよいか分からない」と訴えるお客様。
とりあえず、玄関からお風呂前までの導線だけでも片づけてほしいとのことでした。
電気は2年前から止められており、懐中電灯とスマホの明かりだけを頼りに室内を確認。
扉を開けた瞬間、強烈なカビの臭いが襲いかかります。
こんにちは。
孤独死や遺品整理、特殊清掃を行う専門業者の(株)日本整理の髙橋です。
今回は、上尾市近郊のマンションで発生した孤独死に伴う特殊清掃のご依頼についてご紹介します。
近年、孤独死は決して珍しいものではなくなりつつあります。
特に高齢者の一人暮らしが増える中で、こうした悲しい現場が年々増加しています。
この記事では、実際の現場で起こった出来事をもとに、特殊清掃の重要性と対応の流れをお伝えいたします。
現場は、上尾市近辺にあるマンションの4階でした。
お亡くなりになっていたのは70代の男性で、一人暮らし。
連日の猛暑の中、死後わずか1週間ほどで腐敗が急速に進行し、室内から発生した悪臭が1階のエントランスまで届いてしまうほどに。
悪臭に気付いたマンションの住人から通報が入り、室内でご遺体が発見されました。
当社にご依頼くださったのは、故人のご子息でした。
「数年ぶりに父の住まいに来てみたら、あまりにもひどい状態で……」と、大きなショックを受けておられました。
お見積もりのため現地に伺うと、エントランス付近ではすでに臭いは軽減していたものの、玄関前ではガムテープで塞がれていた隙間からわずかに異臭が漏れ出していました。
管理人の方の応急処置だったようです。
1枚、また1枚とガムテープを剥がしていくたびに、室内から漏れる臭気はどんどん強まり、玄関ドアを開けた瞬間、強烈な「孤独死臭」**が一気に押し寄せてきました。
部屋はワンルームでありながら15畳ほどある広い間取りでした。
ゴミが天井まで積まれているような“典型的なゴミ屋敷”ではないものの、室内は相当な汚れと異臭で満ちていました。
年に一度、あるいは二度ほど、社会福祉協議会(社協)から「お願いできないでしょうか」と電話が入ります。
多くを語られるわけではありませんが、そのトーンから緊急性が感じ取れます。
内容はおおよそ決まっています。
「DV被害を受けた女性が着の身着のまま保護され、新しい住まいに移るが、生活用品が一切ない」というケースです。
これまでに15件以上、こうした方々に家財を寄付してきました。
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、扇風機など、基本的な家電類は倉庫に常備しており、すぐに対応可能です。
しかし、話を聞くと、家電だけでなく、食器や鍋、フライパン、調理道具、洗剤、ティッシュ、トイレットペーパーなどの日用品も一切ないということがほとんどです。
そうした事態を想定し、普段からある程度の備蓄をしています。今回は、社協から要請された家電一式に加え、食器、調理器具、体重計、掃除機、消耗品類まで一通りを揃えることができました。
寄付については、物品自体はすべて無償で提供しています。搬送についてのみ、1階への設置であれば実費として3,300円の運搬費のみをいただいています。それ以外の費用は一切いただいておりません。
社協との連絡では詳細を深く語られないまま、「察してください」といった雰囲気で話が進むことも多いですが、その背景には支援を必要とする方のプライバシーや安全があることを理解しています。
だからこそ、こちらも「察しました」とだけ答え、すぐに準備を進めます。
搬入当日、現地で支援を受けた女性から「本当に助かります」と深く感謝の言葉をいただくこともあり、そのたびにこの活動の意義を再確認させられます。
こうした支援は頻繁ではありません。しかし、いつ依頼があっても対応できるよう、今後も備えを続けていくつもりです。
DV被害を受けた方が安心して新しい生活を始められるよう、私たちができる形で寄り添っていければと思います。
また、同様の寄付をご依頼されたい方は当社への連絡をしてくださるようお願いいたします。
※過去に貧困を装いながら転売目的で問い合わせてきた業者がおり、基本は市役所福祉課さん、社会福祉協議会、地域包括支援センター経由からの依頼のみ受付しております。
文 高橋啓介
当社の会社案内はこちら↓からダウンロードしてくださいませ
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当社は家の中のお片付け、ゴミ屋敷片付け、遺品整理を埼玉県、茨城県、栃木県
群馬県、東京都を中心に行っております。
ご用命ありましたら、こちらまでお電話くださいませ。
また、お問い合わせフォームやメールからの連絡も受け付けております。
こんにちは、高橋です。
春の訪れを感じる3月下旬、地元の地域包括支援センターからのご紹介で、埼玉県久喜市の団地にお住まいだった方の遺品整理のご依頼をいただきました。
ご依頼主は北海道在住の60代の女性。かつてお母様が暮らしていた団地の4階のお部屋の整理でした。
「必要なものはすべて取り出しました。あとはすべて処分してください。」
そうお伝えいただいていました。仏壇や位牌などはすでに地元のお寺でご供養を済ませておられ、供養が必要なものは特にないとのことでした。
事前に団地の管理事務所と打合せを行い、車止めのポールを外して団地敷地内に入る。
エレベーター無しの階段を上がり、お客様が取り付けてくださったキーボックスからカギを取り出し、ドアをあける。
お部屋に入ると、かなりの量のお荷物。
長年の生活の積み重ねが感じられる空間でした。作業は2日半かかりました。
いわゆる普通の遺品整理であり、4階からの荷物を降ろしたり、また4階に上るという事以外はとくに大変な作業はない。
順調に作業を続け桐の箪笥の整理を始めた。
桐の箪笥の中に丁寧にしまわれた大量の着物類。
丁寧に一つひとつ確認しながら片付けていくと、その引き出しの奥から、ふと目に留まった小さな包みがありました。
包みを開けてみると、そこには 二つの桐でできた箱があり、その中にはへその緒 が入っていました。
ご依頼時には「お人形やお写真はそのまま処分して大丈夫」とお聞きしていましたが、さすがにへその緒をそのまま処分することには躊躇がありました。
そこでお客様に確認を取ったところ、「それはなんとか供養してほしい」とのお返事をいただきました。
北海道ではどこのお寺に持っていけばよいか分からず、当社のお付き合いのあるお寺で良いとのことでした。
へその緒は、親と子をつなぐ命の象徴とも言われています。きっとお母様が大切に保管しておられたのでしょう。
群馬県板倉町。
関東平野の端に位置するこの町は、のどかな田園風景が広がる静かな土地です。
その田園を車でしばらく走った先、小さな山門が迎えてくれる古刹があります。
私たちはここで、定期的に仏壇供養を行っています。
ここ1か月ほどで市役所と福祉事務所から、合わせて数件の仏壇引き取りの相談がありました。
それに加えて個人からの直接依頼も。
こうして回収することになったのは、大小あわせて7基の仏壇。それぞれ別のご家庭から引き取られたものでした。
一軒ごとに事情は異なりますが、共通していたのは「そのまま捨てるのは忍びない」というご遺族や関係者の想い。
お仏壇には本来、位牌やお札が祀られることで意味を持ちますが、それ自体に魂が宿るわけではないと言われています。
とはいえ、長年にわたって故人やご先祖が祀られてきたその場所には、目に見えない「想い」が染みついているのです。
また、仏壇だけでなく、他にも様々な遺品がありました。
古いアルバムや遺影、位牌、へその緒、故人が愛用していたタオルやアイドル雑誌など…。
これらは一軒の家から出たわけではなく、それぞれの家で故人が大切にしていた品々です。
中には身寄りのない高齢者の遺品もあり、近隣住民の方や行政が手を尽くして整理を進めていたケースもありました。
こうした品々を一括して回収し、供養をお願いする流れは年々増えています。
高齢化社会の進行とともに、身内のいない方の死後対応を私たちのような業者が担うケースも多くなりました。
遺品整理は物理的な作業にとどまらず、心の整理でもあります。
仏壇とそれぞれの思い出の品々をトラックに積み込み、私たちは板倉町のお寺へ向かいました。
供養は、いつものように正装した住職によって静かに行われます。
小さな本堂に並べられた7基の仏壇と遺品たち。
住職は一つひとつに手を合わせ、丁寧にお経を唱え始めます。
社員全員も手を合わせ、それぞれの想いに耳を傾けながら静かに祈ります。
「どうか、心安らかに」
「たくさんの想い出をありがとう」
読経は10分ほどで終わりますが、その時間の中には多くの意味が込められています。
たとえ魂がすでに離れていたとしても、「人としての敬意」を形にする行為、それが供養なのです。
かつては、こういった仏壇や遺品は、お焚き上げという形で焼却されていました。
昭和初期までは、お寺の境内や火葬場でのお焚き上げは比較的普通の風景でした。
しかし、時代の流れとともに状況は大きく変わります。
昭和23年に消防法が制定され、昭和45年(1970年)には廃棄物処理法も施行。
以降、屋外での焼却行為には厳しい制限が課されるようになり、さらに平成以降には各自治体で野焼き禁止条例が整備されたことで、お焚き上げの実施は極めて困難になりました。
「今では、昔のように簡単に焼くことはできなくなりました」と、住職は語ります。
「ただ、供養というのは“焼くこと”ではなく、“心を込めること”。
読経を通してきちんと魂を送り出せば、あとはもう“物”です。
現代では、それを法律に則って適切に処理することが、いわば“お焚き上げの代わり”なんです」と。
確かに、読経が終わったあとの仏壇や遺品には、もはや“魂”は宿っていないのかもしれません。
それでも、そこにこめられた思い出や敬意を無視して雑に扱うことは、私たちにはできません。
だからこそ、最初から最後まで、一貫して丁寧に、敬意をもって接するよう心がけています。
現代社会では、効率やルールが優先されがちです。
しかし、そこに「人の想い」を置き去りにしてはいけないと、私たちは考えています。
お仏壇の供養という行為は、単なる儀式ではありません。
故人の人生を尊び、残された人の心を癒すための時間でもあります。
それが読経というかたちであれ、適正処理というかたちであれ、想いがこもっていれば、それは立派な供養なのです。
これからも私たちは、誰かの人生にそっと寄り添うように、丁寧に、真摯に仏壇供養を続けていきたいと思います。
おわり
※グーグルなどで検索すると、「お焚き上げは可能」などとお焚き上げの方法が記載されている場合もあります。
しかし、当社で最寄りの行政機関、消防署、警察などに確認をとったところ不可能ではないにせよ、お焚き上げを行うには極めて高いハードルを越えなければならないことはわかっております。
しかし伝統行事として近隣でも年末などに限定してお焚き上げを行っている寺院や神社はあります。
お焚き上げをご希望される方には申し訳ありませんがご理解のほどお願い申し上げます。
文 高橋啓介
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最初にお電話をいただいたとき、電話の向こうから聞こえたのは、か細く、それでいてどこか張り詰めたような女性の声でした。
今でもあの声は忘れられません。
今回のご依頼は、埼玉県久喜市周辺にお住まいの30代の女性からでした。
※現場は久喜市ではありません。敢えてぼかして書いております。
一度現場にお伺いしたとき、その方が玄関から出てきた瞬間、正直驚きました。
とても清潔感のある方で、まさかゴミ屋敷で暮らしているとは思えなかったからです。
ワンルームマンションの一室、ロフト付きのお部屋に一人暮らし。
最初は快適に暮らしていたそうですが、ある日を境に状況は大きく変わったと伺いました。
「トイレが詰まってしまったんです。でも、恥ずかしくて業者も呼べず、自分で無理やり流してしまって……」
そう彼女は話してくれました。
その結果、排泄物がユニットバスに逆流して床一面が排泄物でまみれてしまったとのことでした。
「トイレは近所の公衆トイレを使ってたんです。我慢できないときだけ、自宅のトイレに……」
そう語る彼女の声は、どこか自分を責めるような響きがありました。
徐々に生活は乱れ、片付けもできなくなり、気づけば家の中はゴミで埋め尽くされていたそうです。
台所はゴミ袋で山ができ、シンクは詰まり、水が一切流れない状態に。
極めつけは、外出中に水が出っぱなしになり、部屋全体が水浸しになってしまったこと。
濡れたゴミは腐り、悪臭が漂い、もはや手が付けられないほどの状態になっていました。
女性が生活できるのはロフトのみ。
ですがそこもすぐにゴミでいっぱいになり、やがて床が腐って抜け落ち、部屋中がゴキブリだらけになったと話してくれました。
「ゴキジェットでやっつけても、全然減らないんです」
誰にも家の中を見せられず、外出も人目を避けて、足音が消えるのを待ってからそっと玄関を開け、急いで外に出る……そんな生活を何年も続けていたと聞いたとき、私も思わず言葉を失いました。
「私はもう、この部屋で一生を終えるんだと思ってました」
ある日、マンションのオーナーから建物解体の知らせが届きました。
「引越し費用は出すので、退去してほしい」と。
「でも、今の状態でなんて渡せない。どうしたらいいか分からない……」
必死でネット検索をした女性は、当社・日本整理のホームページにたどり着いてくれました。
私が電話に出ると、彼女は震える声で事情を話してくれました。
「こんなに汚れてしまったトイレや浴槽、どうにかできますか?」
「本当に助けてほしいんです……」
そのとき私は、「大丈夫です。私たちがやります」と、心からお伝えしました。
「ここまでくるのに、本当に長かったんです……」
今回ご依頼をくださったのは、40代のお母様と20代後半の娘さんの二人暮らしのご家庭。
新居へのお引越しにあたって、「ゴミ屋敷」となってしまった現在の住まいの片付けと引越しを同時にご依頼いただいた案件でした。
お話を伺う中で、胸に迫るものがありました。
そして、私たちにとっても非常にやりがいのある仕事となりましたので、この場を借りてご紹介させていただきます。
最初にご連絡をいただいたのは、お母様ではなく娘さんのほうでした。
お電話口の声はとても小さく、どこか怯えたような響きを帯びていました。
「家の中が、もうどうにもならなくて……」
「片付けと引越し、どちらもお願いできるところを探していて……」
お話をうかがっていくと、状況は想像以上に深刻でした。
もともとはとてもきれいに暮らしていたというお二人。
しかし、お母様が職場で管理職に昇進され、仕事量が激増。
そして娘さんも社会人になり、それぞれに多忙な毎日を送るようになりました。
共にフルタイムで働きで帰宅時間もバラバラ。
唯一の休日も、寝るだけで精一杯の状態が続き、家の中の片付けや掃除がどんどん後回しになっていったのだそうです。
気が付けば台所のシンクにはタバコのフィルターが溜まり、洗い物も手を付けられない状態に。
お二人とも喫煙者ということもあり、室内の空気も重たく、換気もままならなくなっていきました。
家の中を近所に見られないよう、常に窓やカーテンは締め切っている。
家の中は換気をすることが出来ずつねに空気が淀んでいたとのこと。
キッチンもゴミだらけで調理するスペースもなく、食事はほとんどがコンビニ弁当。
そのゴミも片付けられないまま積み重なり、やがてゴミ袋の山がリビングや廊下を埋め尽くしていったそうです。
「ある時期から、ゴキブリが布団の中に出るようになって……」
娘さんは声を震わせながら話してくださいました。
ごみの山の中からハエが飛び交い、夜になるとゴキブリが天井から降ってくる。就寝中にも家の中はカサカサとゴミの中を這うゴキブリの足音や感触で目を覚ます日々。
それでも、どこかで「これは一時的なこと」と、自分たちを納得させようとしていたそうです。
けれども、心の奥ではずっと、「どうにかしなければ」と思っていたといいます。
今まで多くの見積現場にゆき、結構な頻度で見てきた後継。
それが親子喧嘩になります。
喧嘩と言ってももちろん殴り合いではなく、「口喧嘩」とか「言い合い」程度なのでご安心ください(;^_^A
親子ではない場合はガンコな高齢者 VS ケアマネさん/市役所の職員さんという感じになります。
何が理由で喧嘩しているかというと「片づける」か「片づけない」かになります。
今の高齢者、よく言う「昔の人」は物資不足の戦後の時代を生き抜いてこられた方で「物を大切にする」と言われたりします。
物を大切にすること自体は問題ないのですが、それがエスカレートすると家の中がものだらけ、食品が腐って異臭を放ってもそのまま放置して虫やネズミなどの小動物が発生する原因になってしまいます。
さらに高齢になると身体が弱くなりゴミ出しができないので家の中は比較的早期にゴミ屋敷化していくことになります。
そして久しぶりに帰省した息子さんや娘さんが家の中に入って腰を抜かしてしまうというのが私が見聞きする話となります。
当然、息子さん娘さんはご両親に家を片づけるように進言しますが、運が悪いことにそれが結構ガンコなご両親だったりすると家にたまったものを指さし、「これはうちの財産だ!」、「捨てるなんでもったいない!」、「俺がそのうちやる!」と押し問答になり、息子さん娘さんたちが途方に暮れることになります。
ましてや業者に頼むという話になると顔を真っ赤にして「そんな無駄なお金は使うな!」と怒り出す始末。
もうどうして良いかわかりません。
当社は10年この仕事をやってきて親子喧嘩の末に結局片づけることができず、片づけることができたのは結局ご両親が老人施設に入ったり、亡くなられてからということを目のあたりにしてきました。
結論を言いますと、「ボランティアの方に家の中を片づけてもらいましょう!」です。
そう、ボランティアです。
本当の本当に家の中のものが全てを財産と思っていない限り、これでかなりのご両親がOKを出します!
実際には息子さんや娘さんが料金をお支払いくださるのですが、ご両親にとっていざ【無料】ということが分かると心が動くようなのです。
高齢のご両親も本当は片づけたいと思っている方が多いのです。
本当は歩くのもままならないゴミ屋敷の部屋には住みたくない、
本当は生ごみが腐って異臭を放つ家には住みたくない、
本当はゴキブリやハエ、ましてやネズミがうろちょろする家には住みたくない、
本当はトイレが間に合わず排泄物がこびりついている床を歩きたくはない、
本当は粗相してしまった冷たくて、汚れたお布団の中で寝たくはないのです。。。。。
恐らくガンコなご両親は息子さんや娘さんに余計な面倒をかけたくない、経済的に負担を背負わせたくない親心が物凄くガンコな姿勢となって現れているのではないかと思います。
ある意味、我が子のことを思うからこその親心が見え隠れする部分ではあると思います。
なぜならば「無料」で「自身の子供に負担がない」ことが分かると「ならお願いしよう」になるからです。
ではどれほど【ボランティア】作戦で成功した事例があるかというと、ここ最近5年間で30件ほどは成功させているかと思います。
なぜここ最近5年間かといいますと、このボランティア作戦は今から5年ほど前(2019年)ころに思いついた作戦だからです。
そこからイメージではありますが、二か月に1度くらいのペースでガンコご両親案件がある度に息子さん娘さんなどのご協力のもと「ボランティアさんにお願いしましょう」と説得しながら話をすすめてきました。
もちろん全てが成功するわけではありませんし説得できなかった事例も何件もありますが、「絶対にダメ」から「考えてみる」に態度が軟化したりと一定の進展は見られたりしました。
因みに以下で紹介するYouTube動画はゴミ屋敷片付けに伴うトイレ清掃の動画になります。
実はボランティア作戦はここから始まりました。
ガンコなお父様を説得するために、この家の娘様から「ボランティア」として作業して欲しいと依頼されたのがきっかけになります。
いつも当社のホームページをご覧になってくださいまして誠にありがとうございます。
今回は当社の大きな事業の柱の一つである特殊清掃の会社案内が完成しましたので皆様に紹介したいと思います。
ご存じの通り、当社は2014年の開業以来(株式会社化は2016年)、遺品整理や家財処分の仕事を行ってきました。
また当時より孤独死現場の特殊清掃、ゴミ屋敷やペット屋敷、おしっこ入りペットボトル屋敷などの特殊現場の作業も数多くこなしてまいりました。
当初より会社案内はあったものの、通常の遺品整理や家財処分のほかにも「こんな現場もやっています!」程度の紹介でしかありませんでした。
もともとゴミ屋敷などの片付けは同業の中でも多いほうだったにもかかわらずあまり積極的な広報活動はしておりませんでした。
しかしながら市役所さんや包括支援センターさん、社会福祉協議会さんをはじめ、特に不動産管理会社系の会社様より特殊清掃に特化した会社案内をご要望されることが多くなったため、皆様のご要望にこたえるべく作成させて頂きました。
私は今まで依頼されて10回ほど講演会をさせて頂いてきたことがあります。
そこで必ず尋ねられたのが「どうやって業者を探せばよいか分からない」というもの。
実際、遠方に住む私の親族や友人からも問い合わせを受けることもあります。
確かにこの片付け業界の人間は海千山千のよくわからない人が多い。
グーグルで検索してヒットした業者がなんとなく良い感じがしたので電話したら話し方が乱暴だったり、見積に来てくれた業者さんが無精ひげがのび、汚れた服装、ぼさぼさの髪のおじさんがだったりして「正直家に上げたくなかった・・・・」という話もお客様から聞くこともある。
見積の最中に家の中でタバコを吸われたというあきれるような体験をされた方もおり、これらは業界あげて何とかしなくてはならない問題なのかとも思う。
今回は多くの方が悩む業者選びに関して一つ有益と思われる情報を皆さんにお伝えできればと考えております。
私はこの遺品整理・特殊清掃などの仕事を始めて10年になり、年間300件近い案件をこなしております。
お得意先も市役所、社会福祉協議会、地域包括支援センター、不動産業者、大家さん、弁護士、司法書士から警察まで多岐にわたります。
たくさんの業種の方からたくさんの遺品整理・特殊清掃のお仕事を頂いており、「ここに尋ねればかなりの精度でよい業者さんを紹介して頂ける」というのは経験上自信を持って皆さまにお伝えできる立場にあるのではないかと自負しております。
結論はまっ先にお伝えしますが、最後までお読みくだされば何故私がそこを業者紹介の場所としてお勧めするのかがより詳しくわかって頂けるものかと思います。
もう答えを言ってしまいましたが、もうちょっと詳しく言うと問い合わせる先は市役所の高齢介護課や生活保護担当をしている福祉関係の部門になります。
地域によって呼び方は違いますが、「高齢介護課」「生活支援課」「社会福祉課」といった名前になっている場合が多いです。
よくわからないときは市役所の代表番号に電話して「生活保護関係か高齢福祉関連の部署につないでください」と伝えれば大丈夫です。
この市役所の生活保護関係の部門に問合せ、業者を紹介して欲しいと伝えれば積極的ではないにしろ業者を紹介してくれたり、アドバイスをしてくださったりします。
「積極的ではない」というのは市役所さんは業者を紹介する場所ではないからです。
むしろ公平公正を保つためには業者を紹介しないというのが基本姿勢です。
なのでちょっと渋られることもありますが、「せっかく頼って問合せをしてくださる市民のお願いを無下に断ることもできない」とのことで教えてくださったりします。
市役所の福祉関係の部署は独りで生活が困難になったかたを介護施設の入所を手助けしたり、それに伴いそれまで住んでいた方の家財を処分したりする業者手配をしたりしています。
高齢化社会のためかそのような方は非常に多く、当社も毎月数多くのお仕事を市役所さんから直接、間接的に頂きこなしてきております。
そして市役所さんのお仕事は基本3社の合い見積もりで業者選定が行われる。
当社も勝つことも多いですが、当然負けることもあります。
市役所さんはそんな遺品整理や家財処分の片付け業者を数多く抱えておりリスト化しているのです。
リスト化された業者たちは市役所さんに①見積金額の優位性、②作業の質、③対応に問題がないかなどを常にチェックされることになります。
当然、見積金額が高すぎたり、作業の質が悪かったり、対応に問題あるような業者は常にリストから外され、新しい業者を入れたりとシャッフルされ続けることになります。
当社もリストから外れないように毎回見積は慎重に、挨拶や服装もしっかりし、作業の質の向上するよう頑張りつづけなんとか10年リストから落っこちずに頑張ってきております(;^_^A
そうやって市役所さんにはたくさんの業者さんのうち、頑張っている業者さんが名簿にのこっていくことになります。
つまり市役所さんが紹介する業者にはまずもって変な業者はいないと考えてよいでしょう。
これらが私が市役所さんを推す理由になります。