
こんにちは、高橋です。
春の訪れを感じる3月下旬、地元の地域包括支援センターからのご紹介で、埼玉県久喜市の団地にお住まいだった方の遺品整理のご依頼をいただきました。
ご依頼主は北海道在住の60代の女性。かつてお母様が暮らしていた団地の4階のお部屋の整理でした。
「必要なものはすべて取り出しました。あとはすべて処分してください。」
そうお伝えいただいていました。仏壇や位牌などはすでに地元のお寺でご供養を済ませておられ、供養が必要なものは特にないとのことでした。
荷物の山と向き合う中で
事前に団地の管理事務所と打合せを行い、車止めのポールを外して団地敷地内に入る。
エレベーター無しの階段を上がり、お客様が取り付けてくださったキーボックスからカギを取り出し、ドアをあける。
お部屋に入ると、かなりの量のお荷物。
長年の生活の積み重ねが感じられる空間でした。作業は2日半かかりました。
いわゆる普通の遺品整理であり、4階からの荷物を降ろしたり、また4階に上るという事以外はとくに大変な作業はない。
順調に作業を続け桐の箪笥の整理を始めた。
桐の箪笥の中に丁寧にしまわれた大量の着物類。
丁寧に一つひとつ確認しながら片付けていくと、その引き出しの奥から、ふと目に留まった小さな包みがありました。
包みを開けてみると、そこには 二つの桐でできた箱があり、その中にはへその緒 が入っていました。

捨てるにはしのびない、想いのかたまり
ご依頼時には「お人形やお写真はそのまま処分して大丈夫」とお聞きしていましたが、さすがにへその緒をそのまま処分することには躊躇がありました。
そこでお客様に確認を取ったところ、「それはなんとか供養してほしい」とのお返事をいただきました。
北海道ではどこのお寺に持っていけばよいか分からず、当社のお付き合いのあるお寺で良いとのことでした。
へその緒は、親と子をつなぐ命の象徴とも言われています。きっとお母様が大切に保管しておられたのでしょう。
古民家でのご供養へ

そのへその緒は当社で持ち帰り、日頃よりお預かりした仏壇などを保管している古民家へ一時的に保管いたしました。
ほぼ1か月後、供養を依頼されているお仏壇や人形などとともにお寺に運びご供養を執り行わせていただきました。
最後に
遺品整理は、ただモノを片づけるだけではありません。
故人が遺した“想い”と向き合い、ご遺族の心が少しでも和らぐお手伝いをする仕事だと改めて感じさせられた出来事でした。
文 高橋啓介 (株)日本整理 取締役
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