片付けを断固として拒否するガンコ両親を説得する魔法の言葉

ゴミ屋敷片付けで親子喧嘩|ガンコな親を説得する魔法の言葉|父親|母親|高齢|汚れた部屋|

ゴミ屋敷片付けと超ガンコなご両親

今まで多くの見積現場にゆき、結構な頻度で見てきた後継。

 

それが親子喧嘩になります。

 

喧嘩と言ってももちろん殴り合いではなく、「口喧嘩」とか「言い合い」程度なのでご安心ください(;^_^A

 

親子ではない場合はガンコな高齢者 VS ケアマネさん/市役所の職員さんという感じになります。

 

 

何が理由で喧嘩しているかというと「片づける」か「片づけない」かになります。

 

 

今の高齢者、よく言う「昔の人」は物資不足の戦後の時代を生き抜いてこられた方で「物を大切にする」と言われたりします。

 

 

物を大切にすること自体は問題ないのですが、それがエスカレートすると家の中がものだらけ、食品が腐って異臭を放ってもそのまま放置して虫やネズミなどの小動物が発生する原因になってしまいます。

 

さらに高齢になると身体が弱くなりゴミ出しができないので家の中は比較的早期にゴミ屋敷化していくことになります。

 

 

そして久しぶりに帰省した息子さんや娘さんが家の中に入って腰を抜かしてしまうというのが私が見聞きする話となります。

 

 

当然、息子さん娘さんはご両親に家を片づけるように進言しますが、運が悪いことにそれが結構ガンコなご両親だったりすると家にたまったものを指さし、「これはうちの財産だ!」、「捨てるなんでもったいない!」、「俺がそのうちやる!」と押し問答になり、息子さん娘さんたちが途方に暮れることになります。

 

ましてや業者に頼むという話になると顔を真っ赤にして「そんな無駄なお金は使うな!」と怒り出す始末。

 

 

もうどうして良いかわかりません。

 

 

当社は10年この仕事をやってきて親子喧嘩の末に結局片づけることができず、片づけることができたのは結局ご両親が老人施設に入ったり、亡くなられてからということを目のあたりにしてきました。

 

 

ご両親を説き伏せる魔法の言葉とは!?

結論を言いますと、「ボランティアの方に家の中を片づけてもらいましょう!」です。

 

 

そう、ボランティアです。

 

 

本当の本当に家の中のものが全てを財産と思っていない限り、これでかなりのご両親がOKを出します!

 

実際には息子さんや娘さんが料金をお支払いくださるのですが、ご両親にとっていざ【無料】ということが分かると心が動くようなのです。

 

 

高齢のご両親も本当は片づけたいと思っている方が多いのです。

 

 

本当は歩くのもままならないゴミ屋敷の部屋には住みたくない、

 

本当は生ごみが腐って異臭を放つ家には住みたくない、

 

本当はゴキブリやハエ、ましてやネズミがうろちょろする家には住みたくない、

 

本当はトイレが間に合わず排泄物がこびりついている床を歩きたくはない、

 

本当は粗相してしまった冷たくて、汚れたお布団の中で寝たくはないのです。。。。。

 

 

恐らくガンコなご両親は息子さんや娘さんに余計な面倒をかけたくない、経済的に負担を背負わせたくない親心が物凄くガンコな姿勢となって現れているのではないかと思います。

 

ある意味、我が子のことを思うからこその親心が見え隠れする部分ではあると思います。

 

 

なぜならば「無料」で「自身の子供に負担がない」ことが分かると「ならお願いしよう」になるからです。

 

 

 

実際にボランティア作戦が奏功した事例多数!

ではどれほど【ボランティア】作戦で成功した事例があるかというと、ここ最近5年間で30件ほどは成功させているかと思います。

 

なぜここ最近5年間かといいますと、このボランティア作戦は今から5年ほど前(2019年)ころに思いついた作戦だからです。

 

そこからイメージではありますが、二か月に1度くらいのペースでガンコご両親案件がある度に息子さん娘さんなどのご協力のもと「ボランティアさんにお願いしましょう」と説得しながら話をすすめてきました。

 

もちろん全てが成功するわけではありませんし説得できなかった事例も何件もありますが、「絶対にダメ」から「考えてみる」に態度が軟化したりと一定の進展は見られたりしました。

 

因みに以下で紹介するYouTube動画はゴミ屋敷片付けに伴うトイレ清掃の動画になります。

実はボランティア作戦はここから始まりました。

 

ガンコなお父様を説得するために、この家の娘様から「ボランティア」として作業して欲しいと依頼されたのがきっかけになります。

この家を片づけたときはじめて「ボランティア」作戦を思いついたのです!

※動画のアップロードは2021年となっておりますが、実際の作業はもっと前になります。

 

ここの娘さんはゴミ屋敷になった家とネズミが徘徊し、お父様の排泄物で汚れ切った家を何とかしたいと何年間も悩んでこられました。

 

いつもお父様からは「無駄な金はつかうな!」「俺がそのうち綺麗にする!」「お前は余計なことはするな!」と怒られてきました。

 

困り果てた娘さんが、「ボランティアさんが無料でやってくれる」と話した瞬間から態度が変わったそうなのです。

 

恐らくお父様は自身の問題には気が付いていたものの、娘様には迷惑をかけたくないという気持ちで片付けを拒否していたのだと思います。

 

だからこそ「娘様」に金銭的にも体力的にも「負担がない」とわかると態度を軟化させたのだと思います。

 

 

うそをつくことに罪悪感はないのか・・・・

ちなみに罪悪感はちょっとあります。。。。。

 

もちろん嘘をつくということに罪悪感を覚えない人はかなり少数派でしょう。。。

 

しかし、家の中の状況を鑑みるとそんなこと言ってられません。

 

家の中はゴミ屋敷、トイレも恐ろしいほどに汚れている、お風呂に入れない、床は排泄物がこびりついているという状況です。

 

 

実際に多くの現場で「ゴミ屋敷の中で人が倒れていた」という現場を片づけてきました。

 

 

そのような状況に陥らせない為には生活環境を何としてでも改善させる必要があります。

 

 

説得に限界を感じたら・・・

 

何も初めから【ボランティア作戦】を行う必要はありません。

 

どうしても説得に限界を感じたらボランティア作戦を発動するのが良いかもしれません。

 

本心では片づけたいと思っている方であればきっと心が動くのではないかと思います。

 

 

それでは今なお悩んでいるかたもいるかと思います。

 

 

そんな方への送る魔法の言葉でした。

 

 

 

おわり

 

 

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