当社は栃木県や埼玉県で介護施設や包括支援センターさん、社協さんと信頼関係を築き、URや市営・県営などの団地を含む多くのマンション、アパート、一軒家で片付けや家財処分の仕事を行ってきました。
今まで当社へお問合せを頂き沢山の団地のお片付けを行ってきましたが、お客様はそれぞれのお悩みがあり片付けを決断するに至っております。
特に目立つものが、実家(団地の一室)を片づけて欲しいというものです。
多くの場合がすでに空き家となって数か月から数年経過していることが殆どであり、家の中はホコリまみれ、ベランダは鳩のフンが大量に積もっていたりします。
中には鳩やコウモリが割れたガラスから侵入し、家の中に住んでいたこともあります。
当社は行政(市役所、町役場等)の高齢福祉課や包括、社協と言った福祉や介護関連の施設からの仲介を受けて団地の中のお片付けを数多くこなしてきており信頼と安心を第一に業務をこなしてきております。
また、価格面においても当社は適正で良心的な価格の提示に努めており、だからこそ行政をはじめ、多くの福祉関連の施設から紹介を受けているものと自負しております。
また、当社は前身がリサイクル業だったこともあり、買取を行っております。
貴金属類をはじめ、買い取れるものは買取をし、片付け費用と相殺することでお客様のご負担を極力減らすよう努力しております。
日本整理では全てご依頼者様のお宅にお伺いさせて頂き、お見積りを取らせて頂いております。
そして、必ずお見積りを算出し、責任を持ってお片付けさせて頂き、追加料金などは一切請求しません。
たくさんのお荷物の前で悩まず、まずは一度お電話かメールを頂けますでしょうか?
経験豊富な当社のスタッフが丁寧にご案内させて頂きます。
※当社へのご相談内容が孤独死やそれに伴う特殊清掃の場合、以下のバナーをクリックして孤独死・特殊清掃の専用ページをご覧ください。
当社は以下の写真にあるような現場を常日頃から片付け・家財処分対応しております。
一般の方にとっては余り関係ない写真のようですが、なぜここで提示するかと言いますと、お客様の声で非常に多いのが「物がありすぎて手が付けられない程、大丈夫ですか?」とか、「重いし、大きいし、処分なんて出来るの?」という質問が多いからです。
当社は下にある写真のような現場を片づけてきました。つまり一般の方が「こんな片付け出来ますか!?」という疑問に対しては間違いなく「対応可能です!」と即答することが出来ます。
当社へのお見積り一度でよいのでご検討いただければ幸いでございます。
お見積りはお電話でどうぞ!
日本整理は多様なお客様からの仕事を受けておりますが、特に行政・福祉関連の施設からの受注が全体の8割を占めます。
行政で言えば、市役所からは主に高齢福祉課・社会福祉課・生活保護課・社会福祉協議会(社協)、また半民半官のところが多いですが、多くの地域包括支援センターさんから頻繁にお片付けのお仕事を頂いております。また、多くの福祉施設さん(特別養護老人ホーム、デイ)からも施設内や独居の方のお片付けやハウスクリーニングのお仕事を受注しております。
これは当社が長い時間をかけて行政さんをはじめ、福祉関連、地域の方々と福祉の研修会に参加したり、寄付やチャリティーを通じて築いてきた信頼関係があるからと自負しております。
その他、不動産会社様・解体業者様・リフォーム業者様などからも残置物撤去の依頼を頂いております。
片付けと一口に言っても、お住まいごとに事情や状況はまったく異なります。お家の中の荷物や思い出の品も千差万別です。
例えば、故人の形見を探しながら大切に仕分けを行うケースもあれば、階段が非常に狭く搬出に時間と工夫が必要なケースもあります。
中には、長年使われていない部屋や、特別な配慮が必要な空間もございます。
だからこそ私たちは、まず丁寧に現地を拝見し、状況やご要望をしっかり伺ったうえでお見積りをご提示しています。
もちろん、お見積りはすべて無料。金額や作業内容にご納得いただいてから、初めて作業を開始いたします。
お客様に安心してお任せいただけるよう、明確で誠実な対応をお約束します。
近年「トラック1台○○円、追加料金なし」といった表記をよく見かけますが、実際には「トラック○台相当」といった曖昧な表現や台数のごまかしで、結果的に高額な請求になるケースもあります。
さらに袋詰めや箱詰めをお客様に負担させたり、回収不可品が多いことも少なくありません。
回収不可の例
×スプレー缶 ×生ごみ ×石 ×使用済み紙おむつ など
※当社ではもちろんスプレー缶や生ごみ、石、おむつの回収もまったく問題ありません。
同じ1LDKでも、家の状況や荷物の内容によって作業時間・効率・処分費用はまったく異なります。
階段が狭い、または3階以上でエレベーターがない
駐車場所から部屋までの距離が長い
形見分けや細かい仕分け作業が必要
大型家具や重量物の搬出が多い
これらの条件により、同じ量の荷物でも作業負担や処分コストが大きく変わります。
私たちは現地を必ず拝見し、お客様の状況・ご要望を丁寧に伺ったうえで、明確で納得できるお見積りをご提示します。
お見積りは完全無料
ご納得いただいた後に作業開始
不明点は作業前にすべてご説明
一般家庭のお片付け料金
8万円〜15万円(税別)
※この金額にはゴミ屋敷・孤独死現場の特殊清掃費用は含まれません。
それらの料金は、専用ページ(ゴミ屋敷・孤独死特殊清掃)でご案内しております。
無理な追加料金は一切なし
作業中の立ち会いも不要(必要な場合のみ対応可)
思い出の品や形見は必ず確認を取りながら仕分け
個人情報やプライバシーに最大限配慮
お片付けは、単なる荷物の処分ではなく、大切な暮らしの整理です。
安心してお任せいただけるよう、誠実で透明なサービスをお届けします。
Q1. 団地の片付けも対応していますか?
A. はい、豊富な経験があります。搬出経路や近隣状況、管理事務所との調整など、団地ならではの条件にも柔軟に対応します。
Q2. 事前に管理事務所との打ち合わせは必要ですか?
A. はい、必要な場合は当社が代行して行います。車両の駐車位置や作業時間など、事前に調整してスムーズな作業を実現します。
事前に委任状を頂く場合がありますが、その時はご協力お願い申し上げます。
Q3. トラックを止める場所が限られていても大丈夫ですか?
A. はい、大丈夫です。車止めの解除や通行ルートの確保など、事前に確認・手配して安全に搬出します。
Q4. 車止めのカギはどうするのですか?
A. 管理事務所からお預かりし、作業後に責任を持って返却します。
Q5. 遠方に住んでいる場合でも依頼できますか?
A. はい、可能です。事前に鍵をお預かりし、作業完了後に写真や動画で報告します。
Q6. キーボックスでの鍵管理もできますか?
A. はい、対応可能です。現場設置型キーボックスを使用し、確実かつ安全に管理します。
Q7. 階段しかない団地でも大丈夫ですか?
A. はい、経験豊富なスタッフが安全に搬出します。階段幅が狭い場合も分解や養生など工夫して対応します。
Q8. エレベーターがある場合は使えますか?
A. はい、管理規約に従い、エレベーター養生や使用許可を得て安全に利用します。
Q9. 近隣への騒音や迷惑が心配です
A. 搬出時の音や通行への配慮を徹底し、必要に応じて近隣へ事前挨拶も行います。
Q10. 作業時間は制限されますか?
A. 団地によっては制限があります。当社が事前に確認し、時間内に作業が完了するよう計画します。
Q11. 不用品の量が多くても対応できますか?
A. はい、複数台のトラックやスタッフを手配して、一度で搬出できるようにします。
Q12. 家具の分解や大型家電の搬出もできますか?
A. はい、可能です。狭い通路や階段にも対応できるよう、現場に合った方法で安全に搬出します。
Q13. 室内の養生はしてくれますか?
A. はい、壁や床、共用部を傷つけないように養生を行います。
Q14. 作業後の清掃も含まれますか?
A. はい、基本的な清掃は作業に含まれます。必要に応じてハウスクリーニングも可能です。
Q15. 見積りは無料ですか?
A. はい、無料です。現地を確認し、団地ならではの条件も踏まえて正確なお見積りをご提示します。
「突然の片付けが必要になったけれど、どこから手をつければ…」
「団地での作業って、周囲に迷惑がかからないか心配…」
そのようなお悩みに、片付けの専門業者として私たち日本整理が丁寧に寄り添います。
佐野市内での実績はまだ限られていますが、隣接エリアでの経験を活かし、迅速で柔軟な対応をお約束いたします。
当社は、群馬県板倉町や久喜市など近隣エリアに拠点を構えており、佐野市へのアクセスも非常にスムーズです。
そのため、急なご相談にもすぐに動ける体制を整えています。
現地での確認や見積もりはすべて無料。
ご連絡いただければ、スケジュールを調整のうえ、最短でのご訪問が可能です。
古くからある団地やアパートなどでの作業経験が豊富な当社では、
・階段しかない建物
・共用部の養生
・搬出ルートの確保
など、団地特有の制約にも柔軟に対応してきたノウハウがあります。
佐野市内での集合住宅の片付け、遺品整理、家財処分なども安心してお任せいただけます。
当社では、これまでに多数の福祉関係者、成年後見人、ケアマネジャー、弁護士などの方々からのご依頼も承っております。
必要に応じて、作業報告や進捗のご連絡、書類対応なども丁寧に行います。
遠方からのご依頼や立ち会いなしでの作業も可能なため、「事情があって現地に行けない」「信頼できる業者にまかせたい」という方にもご利用いただいています。
佐野市での団地片付け・遺品整理・特殊清掃について、「まだお願いするか分からないけど話だけでも聞いてみたい」という段階でももちろん構いません。
ご相談・お見積もりは完全無料。
まずはお気軽に、お電話またはお問い合わせフォームからご連絡ください。
人が家の中をお片付けする時、それはさまざまな局面において人生の節目であるケースが殆どです。
身内の誰かが亡くなられた、介護施設への入居が決まった、相続に決着がついた、引越しをする、新居を立てる、離婚で分れるなど理由は沢山あるかと思います。
お片付けのお仕事をしているとそのようなお悩み事をお客様から伺う事がしばしばあります。
そのような場合、当社は提携先である白鳥法律事務所の横田弁護士を紹介しております。
高齢者・福祉関連、相続・遺言、成年後見・財産管理などに非常に強く、福祉関連施設などで講演もされていたりします。
当社経由でも、直接でもお問合せ頂ければと思います。
また、お見積り時にお話しして頂ければ、当社から法律事務所へ繋ぐことも可能です。
詳しくは以下のページをご覧いただけますでしょうか?
〒330-0063
埼玉県さいたま市浦和区高砂3-7-2 タニグチビル5階
弁護士 横田直哉(よこた・なおや)
TEL 048-822-8475(代表)
※平日9:00~17:00 土曜日・日曜日・夜間の相談受付中
自殺現場.........それも、発見が遅れ、腐敗が進んだ状況を、私はどう呼べばいいのか。
ときどき迷う事があります。
孤独死という言葉では、何かが足りない。単に「自殺現場」とだけ表現してしまえば、その後にある現実も、重さも伝わらないような気がしてしまいます。
いまだにしっくりとするような、納得のいくような言葉が見つからないでいます。
それが自殺され、日数がたって発見された現場になります。
当社では、こうした現場で特殊清掃を行っていたりします。
詳しくは孤独死特殊清掃のご案内をご覧いただければと思います。
今回の作業は、実は当社が法人化する前の10年以上も昔に行ったものをフェイクを加えつつ思い出しながら書いてみたいと思います。
タイトルにはSEO対策でさいたま市内とは記載しておりますが、実際の場所とは異なります。
フェイクを若干多めに交えつつも、現場の雰囲気と作業の一部始終はほぼ事実に基づいて書いております。
きっかけは一本の電話だった。
受話器越しの声は女性のもの。亡くなった方のお母さまだった。
「娘が自殺しちゃったのよ。近所からクレームが来ているので何とかして欲しいの。借金して、それで自殺しちゃったみたいなの。」
あまりに淡々とした口調に、最初は他人のことを話しているのかと思った。
しかし会話を重ねるうちに、警察から「部屋には入らないほうがいい」「現場は見ないほうがいい」と強く言われていたことがわかった。きっと現実を受け止めきれておらず、話し方がどこか他所事のようになってしまっているのかもしれない。
亡くなったのは30代後半の女性。
死因は自殺で、処方薬を大量に服用して命を絶たれていた。
発見までに約2週間──その間、遺体は腐敗が進み、部屋には強烈な臭いが充満していた。
孤独死という非常に辛く、突然の出来事。
ご家族としては戸惑いや悲しみの中で対応を迫られることが多く、「何から手をつけたらいいのか分からない」と感じておられる方がほとんどです。
私たちはそんなご家族の気持ちに寄り添いながら、できる限り早く・確実に孤独死現場の特殊清掃を行うことを大切にしています。
孤独死が発見されるきっかけの多くは、「異臭による通報」です。
そのため、すでに警察やご家族に連絡が入った段階で、近隣住民の方が臭気に気づいていることがほとんどです。
もちろん、亡くなられた方やご家族に対して、あからさまに嫌な顔をする方は滅多にいません。
皆さん、気を使って静かに見守ってくださいます。
ですが........
実際のところは「早くなんとかしてほしい」と感じているご近所の方がほとんどなのです。
とくにマンションなどの集合住宅では、臭いが共用部分に広がってしまうこともあるため、放置すれば住環境に大きな影響を与えかねません。
当社では、最短2日で90%以上の臭気除去を行う特殊清掃が可能です。
このスピード対応を実現しているのが、「花輪式消臭技術」という特許取得済みの消臭剤を用いた技術です。
<1日目:家財撤去>
・ご遺族様のご指定があれば、必要なものを仕分けしてお渡しします
・残りの家財は迅速にすべて撤去します
・消臭クリーニング開始
・オゾン生成器による消臭
一日目の作業で7割がたは臭気の除去は可能です。
<2日目:特殊清掃・消臭>
・体液や臭気を含んだ壁紙や床材の必要部分を撤去
・消臭クリーニング
・強力な消臭剤「シューカットドムス」の散布
・オゾン生成器による消臭
このような工程により、90%以上の臭気を除去することが可能です。
その後数日間かけて、残り10%の腐敗臭を徐々に消臭していきます。
こんにちは。
日本整理の髙橋です。
当社は遺品整理やゴミ屋敷片付け、孤独死現場の特殊清掃などを行う専門の片付け業者です。
6月のある夕方、仕事を終えて会社を出た午後6時.....
一本の電話が、私たちのスマートフォンに鳴り響きました。
電話の相手は、40代とおぼしき女性。
「今からでも見積り、お願いできますか…?」と、遠慮がちに、しかし切実な様子で語られました。
状況をお聞きすると、栃木県小山市(※個人情報保護のため地名は変更しています)にあるアパート1階のお部屋が、長年放置されたゴミ屋敷状態で、さらに水漏れ被害も起きているとのこと。
現場が近かったため、私(高橋)と尾上の二名で、急きょ見積もりに向かうことにしました。
実はここ数年、
「急きょ見せなければならなくなった」
「今すぐ来てほしい」といったご依頼が増えています。
この日のお客様も例外ではなく、
「明日の朝9時半に大家さんが点検に来ることになった」という緊急事態でした。
しかも原因は、2階の壁から水が漏れており、その真下に住むご本人の部屋に水が降ってきているとのこと。
「でも家の中がゴミだらけで、とても見せられない…」
この状況に、どうしていいかわからず2年が経ってしまったといいます。
現地に到着後、お客様と目立たない場所で合流。
涙ぐみながら「どうしてよいか分からない」と訴えるお客様。
とりあえず、玄関からお風呂前までの導線だけでも片づけてほしいとのことでした。
電気は2年前から止められており、懐中電灯とスマホの明かりだけを頼りに室内を確認。
扉を開けた瞬間、強烈なカビの臭いが襲いかかります。
こんにちは。
孤独死や遺品整理、特殊清掃を行う専門業者の(株)日本整理の髙橋です。
今回は、上尾市近郊のマンションで発生した孤独死に伴う特殊清掃のご依頼についてご紹介します。
近年、孤独死は決して珍しいものではなくなりつつあります。
特に高齢者の一人暮らしが増える中で、こうした悲しい現場が年々増加しています。
この記事では、実際の現場で起こった出来事をもとに、特殊清掃の重要性と対応の流れをお伝えいたします。
現場は、上尾市近辺にあるマンションの4階でした。
お亡くなりになっていたのは70代の男性で、一人暮らし。
連日の猛暑の中、死後わずか1週間ほどで腐敗が急速に進行し、室内から発生した悪臭が1階のエントランスまで届いてしまうほどに。
悪臭に気付いたマンションの住人から通報が入り、室内でご遺体が発見されました。
当社にご依頼くださったのは、故人のご子息でした。
「数年ぶりに父の住まいに来てみたら、あまりにもひどい状態で……」と、大きなショックを受けておられました。
お見積もりのため現地に伺うと、エントランス付近ではすでに臭いは軽減していたものの、玄関前ではガムテープで塞がれていた隙間からわずかに異臭が漏れ出していました。
管理人の方の応急処置だったようです。
1枚、また1枚とガムテープを剥がしていくたびに、室内から漏れる臭気はどんどん強まり、玄関ドアを開けた瞬間、強烈な「孤独死臭」**が一気に押し寄せてきました。
※孤独死関連の当社ページに行かれる場合はここをクリックお願いいたします。
年に一度、あるいは二度ほど、社会福祉協議会(社協)から「お願いできないでしょうか」と電話が入ります。
多くを語られるわけではありませんが、そのトーンから緊急性が感じ取れます。
内容はおおよそ決まっています。
「DV被害を受けた女性が着の身着のまま保護され、新しい住まいに移るが、生活用品が一切ない」というケースです。
これまでに15件以上、こうした方々に家財を寄付してきました。
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、扇風機など、基本的な家電類は倉庫に常備しており、すぐに対応可能です。
しかし、話を聞くと、家電だけでなく、食器や鍋、フライパン、調理道具、洗剤、ティッシュ、トイレットペーパーなどの日用品も一切ないということがほとんどです。
そうした事態を想定し、普段からある程度の備蓄をしています。今回は、社協から要請された家電一式に加え、食器、調理器具、体重計、掃除機、消耗品類まで一通りを揃えることができました。
寄付については、物品自体はすべて無償で提供しています。搬送についてのみ、1階への設置であれば実費として3,300円の運搬費のみをいただいています。それ以外の費用は一切いただいておりません。
社協との連絡では詳細を深く語られないまま、「察してください」といった雰囲気で話が進むことも多いですが、その背景には支援を必要とする方のプライバシーや安全があることを理解しています。
だからこそ、こちらも「察しました」とだけ答え、すぐに準備を進めます。
搬入当日、現地で支援を受けた女性から「本当に助かります」と深く感謝の言葉をいただくこともあり、そのたびにこの活動の意義を再確認させられます。
こうした支援は頻繁ではありません。しかし、いつ依頼があっても対応できるよう、今後も備えを続けていくつもりです。
DV被害を受けた方が安心して新しい生活を始められるよう、私たちができる形で寄り添っていければと思います。
また、同様の寄付をご依頼されたい方は当社への連絡をしてくださるようお願いいたします。
※過去に貧困を装いながら転売目的で問い合わせてきた業者がおり、基本は市役所福祉課さん、社会福祉協議会、地域包括支援センター経由からの依頼のみ受付しております。
文 高橋啓介
当社の会社案内はこちら↓からダウンロードしてくださいませ
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当社は家の中のお片付け、ゴミ屋敷片付け、遺品整理を埼玉県、茨城県、栃木県
群馬県、東京都を中心に行っております。
ご用命ありましたら、こちらまでお電話くださいませ。
また、お問い合わせフォームやメールからの連絡も受け付けております。
こんにちは、高橋です。
春の訪れを感じる3月下旬、地元の地域包括支援センターからのご紹介で、埼玉県久喜市の団地にお住まいだった方の遺品整理のご依頼をいただきました。
ご依頼主は北海道在住の60代の女性。かつてお母様が暮らしていた団地の4階のお部屋の整理でした。
「必要なものはすべて取り出しました。あとはすべて処分してください。」
そうお伝えいただいていました。仏壇や位牌などはすでに地元のお寺でご供養を済ませておられ、供養が必要なものは特にないとのことでした。
事前に団地の管理事務所と打合せを行い、車止めのポールを外して団地敷地内に入る。
エレベーター無しの階段を上がり、お客様が取り付けてくださったキーボックスからカギを取り出し、ドアをあける。
お部屋に入ると、かなりの量のお荷物。
長年の生活の積み重ねが感じられる空間でした。作業は2日半かかりました。
いわゆる普通の遺品整理であり、4階からの荷物を降ろしたり、また4階に上るという事以外はとくに大変な作業はない。
順調に作業を続け桐の箪笥の整理を始めた。
桐の箪笥の中に丁寧にしまわれた大量の着物類。
丁寧に一つひとつ確認しながら片付けていくと、その引き出しの奥から、ふと目に留まった小さな包みがありました。
包みを開けてみると、そこには 二つの桐でできた箱があり、その中にはへその緒 が入っていました。
ご依頼時には「お人形やお写真はそのまま処分して大丈夫」とお聞きしていましたが、さすがにへその緒をそのまま処分することには躊躇がありました。
そこでお客様に確認を取ったところ、「それはなんとか供養してほしい」とのお返事をいただきました。
北海道ではどこのお寺に持っていけばよいか分からず、当社のお付き合いのあるお寺で良いとのことでした。
へその緒は、親と子をつなぐ命の象徴とも言われています。きっとお母様が大切に保管しておられたのでしょう。
群馬県板倉町。
関東平野の端に位置するこの町は、のどかな田園風景が広がる静かな土地です。
その田園を車でしばらく走った先、小さな山門が迎えてくれる古刹があります。
私たちはここで、定期的に仏壇供養を行っています。
ここ1か月ほどで市役所と福祉事務所から、合わせて数件の仏壇引き取りの相談がありました。
それに加えて個人からの直接依頼も。
こうして回収することになったのは、大小あわせて7基の仏壇。それぞれ別のご家庭から引き取られたものでした。
一軒ごとに事情は異なりますが、共通していたのは「そのまま捨てるのは忍びない」というご遺族や関係者の想い。
お仏壇には本来、位牌やお札が祀られることで意味を持ちますが、それ自体に魂が宿るわけではないと言われています。
とはいえ、長年にわたって故人やご先祖が祀られてきたその場所には、目に見えない「想い」が染みついているのです。
また、仏壇だけでなく、他にも様々な遺品がありました。
古いアルバムや遺影、位牌、へその緒、故人が愛用していたタオルやアイドル雑誌など…。
これらは一軒の家から出たわけではなく、それぞれの家で故人が大切にしていた品々です。
中には身寄りのない高齢者の遺品もあり、近隣住民の方や行政が手を尽くして整理を進めていたケースもありました。
こうした品々を一括して回収し、供養をお願いする流れは年々増えています。
高齢化社会の進行とともに、身内のいない方の死後対応を私たちのような業者が担うケースも多くなりました。
遺品整理は物理的な作業にとどまらず、心の整理でもあります。
仏壇とそれぞれの思い出の品々をトラックに積み込み、私たちは板倉町のお寺へ向かいました。
供養は、いつものように正装した住職によって静かに行われます。
小さな本堂に並べられた7基の仏壇と遺品たち。
住職は一つひとつに手を合わせ、丁寧にお経を唱え始めます。
社員全員も手を合わせ、それぞれの想いに耳を傾けながら静かに祈ります。
「どうか、心安らかに」
「たくさんの想い出をありがとう」
読経は10分ほどで終わりますが、その時間の中には多くの意味が込められています。
たとえ魂がすでに離れていたとしても、「人としての敬意」を形にする行為、それが供養なのです。
かつては、こういった仏壇や遺品は、お焚き上げという形で焼却されていました。
昭和初期までは、お寺の境内や火葬場でのお焚き上げは比較的普通の風景でした。
しかし、時代の流れとともに状況は大きく変わります。
昭和23年に消防法が制定され、昭和45年(1970年)には廃棄物処理法も施行。
以降、屋外での焼却行為には厳しい制限が課されるようになり、さらに平成以降には各自治体で野焼き禁止条例が整備されたことで、お焚き上げの実施は極めて困難になりました。
「今では、昔のように簡単に焼くことはできなくなりました」と、住職は語ります。
「ただ、供養というのは“焼くこと”ではなく、“心を込めること”。
読経を通してきちんと魂を送り出せば、あとはもう“物”です。
現代では、それを法律に則って適切に処理することが、いわば“お焚き上げの代わり”なんです」と。
確かに、読経が終わったあとの仏壇や遺品には、もはや“魂”は宿っていないのかもしれません。
それでも、そこにこめられた思い出や敬意を無視して雑に扱うことは、私たちにはできません。
だからこそ、最初から最後まで、一貫して丁寧に、敬意をもって接するよう心がけています。
現代社会では、効率やルールが優先されがちです。
しかし、そこに「人の想い」を置き去りにしてはいけないと、私たちは考えています。
お仏壇の供養という行為は、単なる儀式ではありません。
故人の人生を尊び、残された人の心を癒すための時間でもあります。
それが読経というかたちであれ、適正処理というかたちであれ、想いがこもっていれば、それは立派な供養なのです。
これからも私たちは、誰かの人生にそっと寄り添うように、丁寧に、真摯に仏壇供養を続けていきたいと思います。
おわり
※グーグルなどで検索すると、「お焚き上げは可能」などとお焚き上げの方法が記載されている場合もあります。
しかし、当社で最寄りの行政機関、消防署、警察などに確認をとったところ不可能ではないにせよ、お焚き上げを行うには極めて高いハードルを越えなければならないことはわかっております。
しかし伝統行事として近隣でも年末などに限定してお焚き上げを行っている寺院や神社はあります。
お焚き上げをご希望される方には申し訳ありませんがご理解のほどお願い申し上げます。
文 高橋啓介
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最初にお電話をいただいたとき、電話の向こうから聞こえたのは、か細く、それでいてどこか張り詰めたような女性の声でした。
今でもあの声は忘れられません。
今回のご依頼は、埼玉県久喜市周辺にお住まいの30代の女性からでした。
※現場は久喜市ではありません。敢えてぼかして書いております。
一度現場にお伺いしたとき、その方が玄関から出てきた瞬間、正直驚きました。
とても清潔感のある方で、まさかゴミ屋敷で暮らしているとは思えなかったからです。
ワンルームマンションの一室、ロフト付きのお部屋に一人暮らし。
最初は快適に暮らしていたそうですが、ある日を境に状況は大きく変わったと伺いました。
「トイレが詰まってしまったんです。でも、恥ずかしくて業者も呼べず、自分で無理やり流してしまって……」
そう彼女は話してくれました。
その結果、排泄物がユニットバスに逆流して床一面が排泄物でまみれてしまったとのことでした。
「トイレは近所の公衆トイレを使ってたんです。我慢できないときだけ、自宅のトイレに……」
そう語る彼女の声は、どこか自分を責めるような響きがありました。
徐々に生活は乱れ、片付けもできなくなり、気づけば家の中はゴミで埋め尽くされていたそうです。
台所はゴミ袋で山ができ、シンクは詰まり、水が一切流れない状態に。
極めつけは、外出中に水が出っぱなしになり、部屋全体が水浸しになってしまったこと。
濡れたゴミは腐り、悪臭が漂い、もはや手が付けられないほどの状態になっていました。
女性が生活できるのはロフトのみ。
ですがそこもすぐにゴミでいっぱいになり、やがて床が腐って抜け落ち、部屋中がゴキブリだらけになったと話してくれました。
「ゴキジェットでやっつけても、全然減らないんです」
誰にも家の中を見せられず、外出も人目を避けて、足音が消えるのを待ってからそっと玄関を開け、急いで外に出る……そんな生活を何年も続けていたと聞いたとき、私も思わず言葉を失いました。
「私はもう、この部屋で一生を終えるんだと思ってました」
ある日、マンションのオーナーから建物解体の知らせが届きました。
「引越し費用は出すので、退去してほしい」と。
「でも、今の状態でなんて渡せない。どうしたらいいか分からない……」
必死でネット検索をした女性は、当社・日本整理のホームページにたどり着いてくれました。
私が電話に出ると、彼女は震える声で事情を話してくれました。
「こんなに汚れてしまったトイレや浴槽、どうにかできますか?」
「本当に助けてほしいんです……」
そのとき私は、「大丈夫です。私たちがやります」と、心からお伝えしました。
「ここまでくるのに、本当に長かったんです……」
今回ご依頼をくださったのは、40代のお母様と20代後半の娘さんの二人暮らしのご家庭。
新居へのお引越しにあたって、「ゴミ屋敷」となってしまった現在の住まいの片付けと引越しを同時にご依頼いただいた案件でした。
お話を伺う中で、胸に迫るものがありました。
そして、私たちにとっても非常にやりがいのある仕事となりましたので、この場を借りてご紹介させていただきます。
最初にご連絡をいただいたのは、お母様ではなく娘さんのほうでした。
お電話口の声はとても小さく、どこか怯えたような響きを帯びていました。
「家の中が、もうどうにもならなくて……」
「片付けと引越し、どちらもお願いできるところを探していて……」
お話をうかがっていくと、状況は想像以上に深刻でした。
もともとはとてもきれいに暮らしていたというお二人。
しかし、お母様が職場で管理職に昇進され、仕事量が激増。
そして娘さんも社会人になり、それぞれに多忙な毎日を送るようになりました。
共にフルタイムで働きで帰宅時間もバラバラ。
唯一の休日も、寝るだけで精一杯の状態が続き、家の中の片付けや掃除がどんどん後回しになっていったのだそうです。
気が付けば台所のシンクにはタバコのフィルターが溜まり、洗い物も手を付けられない状態に。
お二人とも喫煙者ということもあり、室内の空気も重たく、換気もままならなくなっていきました。
家の中を近所に見られないよう、常に窓やカーテンは締め切っている。
家の中は換気をすることが出来ずつねに空気が淀んでいたとのこと。
キッチンもゴミだらけで調理するスペースもなく、食事はほとんどがコンビニ弁当。
そのゴミも片付けられないまま積み重なり、やがてゴミ袋の山がリビングや廊下を埋め尽くしていったそうです。
「ある時期から、ゴキブリが布団の中に出るようになって……」
娘さんは声を震わせながら話してくださいました。
ごみの山の中からハエが飛び交い、夜になるとゴキブリが天井から降ってくる。就寝中にも家の中はカサカサとゴミの中を這うゴキブリの足音や感触で目を覚ます日々。
それでも、どこかで「これは一時的なこと」と、自分たちを納得させようとしていたそうです。
けれども、心の奥ではずっと、「どうにかしなければ」と思っていたといいます。
今まで多くの見積現場にゆき、結構な頻度で見てきた後継。
それが親子喧嘩になります。
喧嘩と言ってももちろん殴り合いではなく、「口喧嘩」とか「言い合い」程度なのでご安心ください(;^_^A
親子ではない場合はガンコな高齢者 VS ケアマネさん/市役所の職員さんという感じになります。
何が理由で喧嘩しているかというと「片づける」か「片づけない」かになります。
今の高齢者、よく言う「昔の人」は物資不足の戦後の時代を生き抜いてこられた方で「物を大切にする」と言われたりします。
物を大切にすること自体は問題ないのですが、それがエスカレートすると家の中がものだらけ、食品が腐って異臭を放ってもそのまま放置して虫やネズミなどの小動物が発生する原因になってしまいます。
さらに高齢になると身体が弱くなりゴミ出しができないので家の中は比較的早期にゴミ屋敷化していくことになります。
そして久しぶりに帰省した息子さんや娘さんが家の中に入って腰を抜かしてしまうというのが私が見聞きする話となります。
当然、息子さん娘さんはご両親に家を片づけるように進言しますが、運が悪いことにそれが結構ガンコなご両親だったりすると家にたまったものを指さし、「これはうちの財産だ!」、「捨てるなんでもったいない!」、「俺がそのうちやる!」と押し問答になり、息子さん娘さんたちが途方に暮れることになります。
ましてや業者に頼むという話になると顔を真っ赤にして「そんな無駄なお金は使うな!」と怒り出す始末。
もうどうして良いかわかりません。
当社は10年この仕事をやってきて親子喧嘩の末に結局片づけることができず、片づけることができたのは結局ご両親が老人施設に入ったり、亡くなられてからということを目のあたりにしてきました。
結論を言いますと、「ボランティアの方に家の中を片づけてもらいましょう!」です。
そう、ボランティアです。
本当の本当に家の中のものが全てを財産と思っていない限り、これでかなりのご両親がOKを出します!
実際には息子さんや娘さんが料金をお支払いくださるのですが、ご両親にとっていざ【無料】ということが分かると心が動くようなのです。
高齢のご両親も本当は片づけたいと思っている方が多いのです。
本当は歩くのもままならないゴミ屋敷の部屋には住みたくない、
本当は生ごみが腐って異臭を放つ家には住みたくない、
本当はゴキブリやハエ、ましてやネズミがうろちょろする家には住みたくない、
本当はトイレが間に合わず排泄物がこびりついている床を歩きたくはない、
本当は粗相してしまった冷たくて、汚れたお布団の中で寝たくはないのです。。。。。
恐らくガンコなご両親は息子さんや娘さんに余計な面倒をかけたくない、経済的に負担を背負わせたくない親心が物凄くガンコな姿勢となって現れているのではないかと思います。
ある意味、我が子のことを思うからこその親心が見え隠れする部分ではあると思います。
なぜならば「無料」で「自身の子供に負担がない」ことが分かると「ならお願いしよう」になるからです。
ではどれほど【ボランティア】作戦で成功した事例があるかというと、ここ最近5年間で30件ほどは成功させているかと思います。
なぜここ最近5年間かといいますと、このボランティア作戦は今から5年ほど前(2019年)ころに思いついた作戦だからです。
そこからイメージではありますが、二か月に1度くらいのペースでガンコご両親案件がある度に息子さん娘さんなどのご協力のもと「ボランティアさんにお願いしましょう」と説得しながら話をすすめてきました。
もちろん全てが成功するわけではありませんし説得できなかった事例も何件もありますが、「絶対にダメ」から「考えてみる」に態度が軟化したりと一定の進展は見られたりしました。
因みに以下で紹介するYouTube動画はゴミ屋敷片付けに伴うトイレ清掃の動画になります。
実はボランティア作戦はここから始まりました。
ガンコなお父様を説得するために、この家の娘様から「ボランティア」として作業して欲しいと依頼されたのがきっかけになります。